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深いブラウンを呈する、中央に虫を内包したミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4528】
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こちらは約1億年前、白亜紀を起源とする琥珀「バーマイト」です。恐竜たちが大地を闊歩していた時代の樹脂が化石化したもので、当時の生態系をそのまま閉じ込めた「タイムカプセル」とも称されます。樹脂とは、植物が損傷した際などに分泌する粘性物質です。これが長い年月をかけて地中に埋没し、圧力や時間の作用を受けることで琥珀へと変化します。バーマイトは、その起源が白亜紀まで遡り、一般的な琥珀よりもはるかに古い時代の記録を宿している点が最大の魅力です。
写真中央には、昆虫の姿を鮮明に確認できます。ぜひ30倍以上の高倍率ルーペや顕微鏡を用いて、その姿をご覧ください。
琥珀の中央に先程の虫が内包されています。琥珀に内包されている虫は通常、かなり小さなものが大半です。これは、樹脂の粘り気から脱出できる大きな虫はそのまま逃げてしまう一方で、体の小さな虫ほど樹脂に絡め取られやすかったためです。
琥珀の内部に含まれるのは、昆虫だけではありません。樹脂が地表へ滴る過程で巻き込んだ植物片や土、微細な気泡、花粉、胞子などが含まれていることもあります。これらは一見不純物のように見えますが、当時の森林環境を復元するうえで、極めて重要な学術的手がかりとなります。
バーマイトの起源となった針葉樹は当時、海と河川が入り混じるデルタ地域の近傍に自生していたと考えられています。デルタ地域とは、河口付近に土砂が堆積し、複雑な水路や湿地、森が形成された環境のことです。そこには水辺を好む植物や小さな昆虫、クモ、ダニ、甲殻類など、多様な生物たちが共生していました。こうした当時の環境が分かってきた背景には、琥珀に閉じ込められた内包物の研究が大きく役立っていると考えられます。
バーマイトの内部には、炭化したような植物片が稀に見られます。これは当時の森林で発生した火災の痕跡である可能性があります。白亜紀のバーマイトの森は、熱帯性でありながら季節的な乾燥や火災が起こりうる環境であったと推察されています。実際、ミャンマー産琥珀の古環境研究では、火に適応した植物や、焼けた植物片の存在が指摘されています。
樹木が損傷したり、火災による熱やダメージを受けたりすると、樹脂の分泌が促進されることがあります。その樹脂が、焦げた植物片や灰のような微細粒子を巻き込み、そのまま化石化したものが、琥珀の中に黒いインクルージョン(内包物)として残ることがあると言われています。
細部を観察すると、小さな気泡や粒状の物質が点在しています。樹脂が固まる過程で取り込まれた空気や、雨の滴だったのかもしれません。白亜紀は現在よりも温暖で、被子植物が急速に多様化した時代です。森の中では、針葉樹だけでなく、新しく広がり始めた花を咲かせる植物も増え、それに関わる昆虫たちも多様化していきました。
この標本の主役はやはりこの昆虫です。通常ではまず残らないであろう脚なども保存されています。バーマイトに限らず琥珀の内部に取り込まれると、まるで時間が止まったかのように、非常に細かな構造まで残されることがあります。
石の中に押しつぶされて残る一般的な化石とは異なり、琥珀の中の生物は立体的に保存される場合があります。細い脚、触角、羽の一部、体の節など、本来なら分解されて失われやすい部分まで観察できることがあり、そこに琥珀標本ならではの大きな魅力があります。
おっと、こちらには羽虫が見られます。羽虫はとくに琥珀に残りやすい虫です。これは、体が小さく軽いため、樹脂に触れると逃げ出しにくかったことが理由のひとつです。
また、羽虫は樹木の周囲を飛び回ることが多く、樹脂に接触する機会も多かったと考えられます。木の幹や枝から流れ出た樹脂に近づいたり、休んでいる間に絡め取られたりして、そのまま内包されることがあったのでしょう。
後方よりライトを照らしながら撮影しました。ご覧のように、琥珀は透明度が高く、光があたると内部の様子がよりはっきりと浮かび上がってきます。琥珀は世界最古の宝石ともいわれます。
ミャンマー北部、カチン州のフーコン渓谷周辺で産出するこの琥珀は、古くから中国方面へ運ばれていたとされ、少なくとも紀元後1世紀ごろには交易品として知られていたと考えられています。
光が当たらないと、かなり深いレッドブラウンを呈します。バーマイトの色は一般的に他の琥珀と比べると、赤みや褐色味が強く、落ち着いた深い色合いを見せることがあります。
光を通したときには、内部からオレンジや赤褐色の輝きが浮かび上がり、光を当てない状態では、より濃いワインレッドやダークブラウンのような印象になります。この色の変化も、バーマイトならではの魅力のひとつです。
こちらの標本は特に色が濃いので、光を当てつつ観察されることをおすすめいたします。
左右約18ミリです。
100円硬貨との比較です。世界中にある琥珀の産地の中でも、バーマイトは極めて古い琥珀のひとつです。恐竜が大地を闊歩していた時代の環境を内包した、ロマンあふれる標本を、ぜひご自身の手で、ルーペや顕微鏡を用いて観察してみませんか。
こちらは、琥珀の起源となる樹脂が滴り落ちる様子を想像した復元図です。
商品スペック
| 商品ID | ot4528 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 深いブラウンを呈する、中央に虫を内包したミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.8cm×0.9cm×厚0.3cm |
| 商品解説 | 深いブラウンを呈する、中央に虫を内包したミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































