約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石 化石 販売

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約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石/【ot4405】

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石/新生代第三紀(6600万--260万年前)【ot4405】

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約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その1)

本標本は、秋田県北部・阿仁町露熊(つゆくま)地域から産出した、中新世(新第三紀)に生きていた針葉樹類の枝先化石です。中新世とは、約2300万年前から約500万年前にかけての時代で、日本列島が現在とは異なる環境にあり、温暖で湿潤な気候のもと豊かな森林が各地に広がっていたと考えられています。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その2)

葉の付き方や枝の分岐が立体的に残され、自然な流れを感じさせる構図をなしています。特に、枝が左右に広がる様子は、まるで一枚の植物画や水墨画のような趣があり、単なる学術資料にとどまらず、鑑賞性の高い自然美を備えた標本です。手に取ると約2000万年前の森の空気感が、そのまま封じ込められているような感覚になります。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その3)

一本の主軸から細かな側枝が羽毛状に分岐し、それぞれに線形〜細い披針形の葉が密につく特徴的な形態を示しています。この姿は、現生植物でいえば、メタセコイア(Metasequoia)・ヌマスギ(Taxodium)・スイショウ(Glyptostrobus)など、スギ科系針葉樹に見られる枝葉構造とよく一致しますが、枝葉化石であるため、属・種の特定には至っていません。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その4)

湖底と思われる地層に静かに沈み、長い時間をかけて堆積した結果、まるで石に封じ込められたかのような痕跡が保存されています。詳しくはコラム「湖底に眠る葉……木の葉の化石ができるまで」もあわせてご覧ください。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その5)

東北地方の中新世地層からは状態の良い木の葉化石が採集されることがありますが、針葉樹の枝葉で、なおかつこれほど良好な保存状態を保つ標本は決して多くありません。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その6)

太い枝部分もご覧の通り、その輪郭が崩れることなく明瞭に保存されています。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その7)

産地の秋田県 阿仁町 露熊周辺は、地質学的に「露熊層」と呼ばれる新第三紀の地層が分布する地域で、火山活動に由来する凝灰質の堆積物とともに、当時の植物遺骸が保存されることで知られています。阿仁地域一帯は、いわゆる「台島型植物群」に代表される中新世の植物化石産地として位置づけられ、約2000万〜1600万年前、日本列島が現在よりも温暖湿潤な気候に包まれていた時代の植生を今に伝えています。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その8)

裏面にも一部、植物化石と思われる痕跡が見られます。母岩は非常にきめ細かい石質です。厚みのある標本ですので、こちらを底面に平置き展示をおすすめします。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その9)

最厚部約34ミリに達する、重量感のある分厚い母岩です。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その10)

最大部約18センチに達する、大型の標本です。

約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石(その11)

100円硬貨との比較です。最大部約18センチに及ぶ存在感のある標本で、輪郭や枝葉の細部まで明瞭に保存された、保存状態の非常に良い個体です。

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商品スペック

商品ID ot4405
年代 新生代第三紀(6600万--260万年前)
学名 約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石
産地 秋田県 日本
サイズ 本体最大直線距離14.5cm 母岩含め全体17.7cm×11.9cm×厚3.4cm
商品解説 約2000万年前、日本が“温暖な森”だった時代の記憶……秋田県 阿仁町 露熊で採集された中新世・針葉樹の枝葉化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

10分で分かる植物の進化とは?

植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。

現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。

その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

植物の進化の歴史

植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。

先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。

古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。

最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)

藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。

藻類

地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)

古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。

コケ類

大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)

古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。

シダ類

種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)

恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。

マツ

現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)

恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。

桜

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