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目立った内包物は虫と大きな植物片のみという、シンプルなバーマイト(Burmite)/【ot4370】
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ポツーンと中央に、1匹の虫が陣取っている……。色々なバーマイトが存在しますが、この標本は、まるで、この虫のために用意されたかのような、シンプルさが魅力です。虫を容易に見つけられるのもビギナーには嬉しい点ですね。
その虫をクローズアップで撮影しました。虫自体は小さいですが見つけやすく、またシルエットも明瞭です。羽虫というよりは、コオロギのような硬い殻をもつタイプの虫に見えます。琥珀では比較的珍しいタイプです。
そして、虫の次に、目立つのがこの独特の黒い内包物です。植物片の一部だと思われますが、葉かというと違います……。バーマイトが生まれた環境は、河川、デルタ、海域が混じった汽水域が近くにあったと言われています。もしかしたら、海洋性の植物片の一端の可能性もあります。それにしても、独特です。
その不思議な植物片のような物体と同系統の内包物を見つけました。
目立った内包物が少ないため、補助光を当てると、虫や前述の植物片が濃いシルエットとなってより明瞭に見えてきます。ただ、透明度は高いものの、一定の粒子のような物体が多数含まれているため、どこか幻想的な味わいを含んでいるのも面白いところです。
バックライトなしだとこのように見えます。バーマイトは通常扁平ですが、こちらの個体はやや厚みがあり、立体的に見えるのも特徴の一つです。
左右約16ミリほどあります。
100円硬貨との比較です。目立った内包物は虫と大きな植物片のみという、シンプルな個体です。
商品スペック
| 商品ID | ot4370 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 目立った内包物は虫と大きな植物片のみという、シンプルなバーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.6cm×1.1cm×厚0.4cm |
| 商品解説 | 目立った内包物は虫と大きな植物片のみという、シンプルなバーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































