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三畳紀の超希少なオールドコレクション!ガノイン鱗の保存状態が際立つ、アジアレピドタス・シンギエンシス(Asialepidotus shingyiensis)魚化石/【ot4346】
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こちらは、極めて希少な魚の化石です。この独特のフォルムから、すでに“異質感”を放っているのがお分かりでしょうか。
本種は、三畳紀の海に生きた装甲魚の代表格「アジアレピドタス・シンギエンシス」。中生代三畳紀に生息していた、原始的な条鰭類の魚です。全身を覆う菱形の硬い鱗が最大の特徴で、当時の海では“鎧をまとう魚”として存在感を放っていました。
本標本は、その特徴的な鱗の保存状態が際立っています。後ほど、ぜひ細部までご覧ください。
レピドタス類は、貝類や甲殻類など殻を持つ小動物を主に捕食していたと考えられています。鋭い歯で切るのではなく、押し潰すように噛むのが特徴でした。化石からも、いかにも積極的なハンター感が伝わってきますね。
その迫力ある頭部・吻部をご覧いただきましょう。上顎、下顎の区別がしっかりとできるほど、精緻な状態で保存されています。小型無脊椎動物を捕食しつつ、自身は大型の海棲爬虫類や大型魚に狙われる立場。三畳紀の海の生態系において、安定した“中核的存在”だったと考えられます。
本標本では、光沢を帯びた菱形の鱗(ガノイン鱗)が明瞭に保存されています。この鱗構造は、現代の多くの魚には見られない、極めて原始的かつ特徴的なものです。
ガノイン鱗は尾部まで途切れなく続いています。
そのガノイン鱗をクローズアップしました。光沢を帯びた、美しいひし形の鱗です。
ガノイン鱗を持つ魚類は、現生では少数派ですが、いわゆる「古代魚」と呼ばれる、いくつかの魚に受け継がれています。
① ガー類(Lepisosteidae:ガーパイク類) …アリゲーターガー、スポッテッドガー、ロングノーズガー など② チョウザメ類(Acipenseridae) …ベルーガチョウザメ、シロチョウザメ など③ ポリプテルス類(Polypteridae) …エンドリケリー、セネガルス など
これらガノイン鱗をもつ魚たちに共通するのは、「古代魚」という点だけではありません。いずれも、現代魚の大多数を占める真骨魚類(Teleostei)には含まれず、ガノインを基盤とした“装甲思想”をもつ魚類です。
つまり、速さよりも耐久力を優先した、防御型にデザインされた魚であるという点が共通しています。また、進化速度が非常に遅く、数千万〜1億年以上にわたり体型をほとんど変えず、環境に過剰適応しなかったことも特徴です。その結果、大絶滅を何度も生き延び、現生まで系統を残してきたと考えられます。
その、特有の進化の枝の根っこに近い部分にいるのが、アジアレピドタスなのです。
全身の輪郭が残され、さらにガノイン鱗などのディテールまで精緻に保存された魚類標本は非常に希少です。手のひらとの比較からも分かるように、本標本はサイズ感も申し分なく、存在感のある一枚といえるでしょう。
裏面です。貴州省は三畳紀の海成層で世界的に知られ、多数の良質な魚類・海棲爬虫類化石を産出します。本標本もその代表的産物です。
本標本は非常に薄く保存されているため、お取り扱いの際は十分ご注意ください。
なんと本体直線計測28センチという、存在感あふれる大きさです。付属のスタンドに立て掛けますと、恐竜が地上を支配する以前の海の世界が眼前に広がるようです。
100円硬貨との比較です。本種が生きた三畳紀は、史上最大の大量絶滅(ペルム紀末)直後という、地球史上でも特異な時代でした。本種は、壊滅的な打撃を受けた海洋生態系が再構築される過程で繁栄した魚のひとつです。身を守ることに特化した独自の進化スタイルは、いかにも古代魚らしい魅力を感じさせます。
こちらは、アジアレピドタス・シンギエンシスの復元図です。
アジアレピドタス・シンギエンシスは、中生代三畳紀の海に生息した原始的な条鰭類の魚です。全身を覆う菱形のガノイン鱗は非常に硬く、優れた防御力を備えていました。主に貝類や甲殻類など殻をもつ小動物を噛み砕いて捕食する食性を持ち、俊敏さより耐久性を重視した進化戦略をとった、装甲魚の代表的存在です。
商品スペック
| 商品ID | ot4346 |
|---|---|
| 年代 | 中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前) |
| 学名 | 三畳紀の超希少なオールドコレクション!ガノイン鱗の保存状態が際立つ、アジアレピドタス・シンギエンシス(Asialepidotus shingyiensis)魚化石 |
| 産地 | Guizhou, China |
| サイズ | 本体直線計測28cm 母岩含め全体34.6cm×18.9cm×厚1.5cm |
| 商品解説 | 三畳紀の超希少なオールドコレクション!ガノイン鱗の保存状態が際立つ、アジアレピドタス・シンギエンシス(Asialepidotus shingyiensis)魚化石 |

アジアレピドタス・シンギエンシスとは?
アジアレピドタス・シンギエンシスは、今から約2億4千万年前、三畳紀の海に生きていた魚です。この三畳紀という時代は、地球史上最大の大量絶滅(ペルム紀末)の直後にあたり、海の生態系がいちから作り直されていた、いわば「再スタートの時代」でした。本種は、そんな不安定な世界を生き抜いた、しぶとい魚の代表格です。

最大の特徴は、全身を覆うガノイン鱗です。これは現代の多くの魚が持つ薄く柔らかい鱗とはまったく異なり、エナメル質に近い非常に硬い素材でできています。見た目は菱形が規則正しく並び、まるで鎧を着込んだよう。この構造により、捕食者に簡単には噛み砕かれない、高い防御力を誇っていました。
一方で、泳ぎは決して速くありません。現代のマグロやサバのようなスピード型ではなく、「逃げる」のではなく「耐える」タイプの魚です。その代わり、噛む力は強く、主に貝類や甲殻類など、殻を持つ小動物を噛み潰して食べる食性をしていたと考えられています。これは、食べ物を選ばず、安定して栄養を得られる、非常に堅実な戦略でした。
進化の観点から見ると、アジアレピドタスは現代魚の主流である真骨魚類とは異なる、古い条鰭類の系統に属します。この系統は進化のスピードが遅く、体の基本設計を長い時間ほとんど変えていません。その結果、ガーやポリプテルスといった「生きた化石」と呼ばれる魚たちに、その特徴が今も受け継がれています。
つまりこの魚は、「進化競争に勝ち続けた存在」ではなく、「環境が激変しても生き残ることを選んだ存在」なのです。速さや派手さよりも、防御力と安定性を重視する……その姿は、三畳紀という過酷な時代を生き抜くための、ひとつの完成形だったと言えるでしょう。
アジアレピドタス・シンギエンシスは、単なる古い魚ではありません。地球が一度リセットされた後の海で、静かに、しかし確実に生き延びた戦略家。その物語こそが、この化石の最大の魅力なのです。






























