国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石 化石 販売

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国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石/【ot4293】

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石/新生代第三紀(6600万--260万年前)【ot4293】

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国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その1)

こちらは、秋田県田沢湖周辺から岩手県阿仁地域にかけて分布する、新生代・中新世の地層から産出した木の葉の印象化石です。白くきめ細かな母岩に、葉の輪郭が明瞭に残されています。 葉は全体的に楕円形で、基部はやや丸みを帯び、先端はやや尖っています。主脈が強く、側脈は羽状に分岐し、葉の縁にはわずかに鋸歯(ギザギザ)が認められます。これらの特徴から、ブナ科の植物の葉である可能性が高いと考えられます。この地域では、同様のブナ属の葉化石がたびたび発見されています。 本標本は、ミズナラなどの鋸歯が明瞭な葉とは異なり、より滑らかな縁をもつブナ型の形状を示しています。

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その2)

葉がこのように黒く残っているのは、おそらく炭化によるものです。この現象は「炭質化(たんしつか)」と呼ばれ、焼け焦げたわけではなく、葉に含まれていた有機物が分解されずに、炭素だけが濃縮して残った状態です。 現象的には木炭の形成過程と似ていますが、炭質化はそれよりもはるかにゆっくりと、数百万年という時間をかけて進行したものです。 流れをコラム「湖底に眠る葉……木の葉の化石ができるまで」にまとめています。ぜひご覧ください。

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その3)

中新世当時、日本は日本海の拡大によって形成された内陸の盆地地帯でした。その内部には大小の湖や湿地が発達していたと考えられています。 湖底には、近くの火山から舞い降りた火山灰を含む細粒の泥(凝灰質泥岩)が、長い時間をかけてゆっくりと堆積していきました。 水面に落ちた葉が静かに湖底へ沈むと、そこは嫌気的(酸素の乏しい)で静穏な環境であったため、葉は分解されることなく泥に覆われ、その表面だけが炭素膜(炭質膜)として残ったと考えられます。 これほど美しく葉の形や葉脈まで残る印象化石は、きわめて良好な保存条件がそろわなければ形成されません。

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その4)

裏面です。実物は写真以上に、きめ細かく緻密な岩質をしています。

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その5)

側面からご覧いただくと、凝灰質の泥岩が何層にも重なって堆積している様子がよく分かります。粘土鉱物を多く含む泥岩特有のきめ細かさと、層状の構造がはっきりと確認できます。

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その6)

左右約11センチ弱の母岩の上に、長さ約7センチの葉の化石が明瞭に保存されています。

国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石(その7)

100円硬貨との比較です。秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化したブナ(Fagus)と思しき葉の化石です。

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商品スペック

商品ID ot4293
年代 新生代第三紀(6600万--260万年前)
学名 国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石
産地 秋田 日本
サイズ 本体幅7.4cm 母岩含め全体10.8cm×7.4cm×厚2.1cm
商品解説 国内マニアックシリーズ!秋田県田沢湖周辺の中新世の地層から産出した、見事に炭化した ブナ(Fagus) と思しき葉の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

10分で分かる植物の進化とは?

植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。

現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。

その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

植物の進化の歴史

植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。

先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。

古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。

最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)

藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。

藻類

地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)

古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。

コケ類

大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)

古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。

シダ類

種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)

恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。

マツ

現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)

恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。

桜

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