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ずっしりと重い!古生代の大繁栄を今に伝える腕足類、スピリファー(Spirifer)の上質化石/【ot4264】
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こちらは腕足類、代表的な腕足動物のひとつ スピリファー の化石です。スピリファーは石炭紀(特にトルナイシアン期~ビゼーアン期、約3億5,900万~3億3,000万年前)に繁栄した絶滅生物で、当時は世界中の海に広く分布していたと考えられています。
この標本は一部が黄鉄鉱化しており、ずっしりとした質量感があります。

スピリファーに特徴的なくびれが見られ、表面には線状の肋(ろく)がくっきりと刻まれています。スピリファーは左右対称の二枚の殻を持つ腕足動物で、殻の幅が非常に広く、放射状に伸びる肋がはっきりと確認できます。その姿はしばしば「翼」にたとえられ、古生代を代表する化石のひとつです。

スピリファーは、海底の岩や堆積物に付着して暮らす、ほとんど動かない「底生生物」でした。殻の隙間から伸ばした触手状の腕で水流をつくり、海水中の微細なプランクトンや有機物を濾し取って食べる濾過摂食者だったと考えられています。

蝶番(ちょうつがい)の部分を撮影しました。スピリファーはかつてオルドビス紀中期から三畳紀後期まで広く分布していた と考えられていました。しかし近年の研究では、その多くが石炭紀を中心に繁栄していたことが明らかになりつつあります。

一見すると腕足類は二枚貝に似ていますが、系統は全く異なる生物です。たとえば摂食方法で比べると、腕足類は触手状の腕(ロフォフォア)を伸ばして食べるのに対し、二枚貝はえらを使って水を濾過しプランクトンを食べます。どちらも濾過摂食者ですが、器官の仕組みは明確に異なっています。
また、腕足類は古生代に大繁栄しましたが、現在は深海にわずか数百種が残るのみです。一方で二枚貝は中生代以降に大繁栄し、ご存じのように今では海の主役的存在となっています。

一部が黄鉄鉱に置き換わっており、手に取ると見た目以上にずっしりと重みを感じます。

左右幅は約48ミリあります。

100円硬貨との比較写真です。ほぼ完全なフォルムとディティールを維持しつつ、一部が黄鉄鉱化した質量感あるスピリファーの上質化石です。
商品スペック
商品ID | ot4264 |
---|---|
年代 | 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前) |
学名 | ずっしりと重い!古生代の大繁栄を今に伝える腕足類、スピリファー(Spirifer)の上質化石 |
産地 | Unknown |
サイズ | 4.8cm×4cm×厚2.8cm |
商品解説 | ずっしりと重い!古生代の大繁栄を今に伝える腕足類、スピリファー(Spirifer)の上質化石 |
腕足類とは?
腕足類(わんそくるい)とは?
腕足類は、古生代に最も繁栄した海の生物の一つで、今から約5億年前のデボン紀を中心に活躍していました。見た目は貝に似ていますが、貝類とは全く異なる系統の生物です。
■特徴は?
1.二枚貝のような殻
腕足類は、2枚の殻を持ち、その殻を上下に開閉することができました。この殻の形状が、貝類に似ているため、しばしば混同されがちです。
2.軟体の腕
殻の内部には、軟体の腕を持っており、これを使って岩などにしっかりと固定していました。流されないように固定し、安定した場所で過ごすことができました。
3.フィルターフィーディング
腕足類は動かず、プランクトンなどを濾過して摂取する「濾過摂食」を行っていました。水中を漂う小さな生物を体内に取り込み、栄養を得ていたと考えられています。
4.深海に生息
腕足類は海底深くに住んでおり、安定した水流がある場所で過ごしていました。これにより、安定した環境で生きることができました。
■絶滅した理由
現生ではあまり見かけませんが、古生代のデボン紀に大繁栄を遂げた腕足類は、ペルム紀の大絶滅などを乗り越えて長い間生き残りました。しかし、その後の大絶滅や環境変化によって、現代の海洋環境ではほとんど姿を消してしまいました。
■化石としての重要性
腕足類の化石は古生代の海洋環境や生物群の研究において非常に重要です。化石としてよく発見され、かつての地球の海の様子を知る手がかりを提供してくれます。