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サーベル歯のニシン!?白亜紀の海の活発なハンター、古代魚エンコダス(Enchodus)の歯化石/【ot4235】
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こちらは、白亜紀後期の海で世界中に繁栄していた古代魚、エンコドゥス(Enchodus)の歯化石です。名前はギリシャ語で「槍の歯」を意味し、ご覧の通り、まさに槍のように鋭く尖った形をしています。
一部の説では古第三紀(暁新世〜始新世)まで生き残ったとされていますが、実際には白亜紀の化石が地層中で再堆積し、より新しい時代の地層に入り込んだ可能性が高いと考えられています。
エンコドゥスは成長すると全長2メートル近くに達する大型の魚で、上下の顎にはこのような鋭い牙が並んでいました。その姿から、別名「サーベルトゥース・ヘリング(サーベル歯のニシン)」とも呼ばれています。

細長く流線型の体と大きな眼、そして槍のように鋭い歯を持っていたことから、エンコドゥスが活発な捕食者であったことは疑いありません。自身は強力なハンターでしたが、同時にまた“獲物”でもありました。実際に、サメやモササウルスといった大型捕食者の化石の胃の位置から、エンコドゥスの化石が発見されています。

エンコドゥスは大きく「北米系」と「地中海系」に分けられます。一般に化石標本として紹介されるのは、本標本のような地中海系、特にモロッコ産のものがほとんどです。

根本部分を撮影した写真です。断面はほぼ真円を描いており、どの方向から加わる圧力にも耐えられる、強靭な構造をしていることがわかります。

長辺を計測すると、約33ミリあります。エンコドゥスの歯化石としては、平均的な大きさです。

100円硬貨との比較写真です。先端がわずかに曲がっているのも、エンコドゥスの歯化石の特徴の一つです。釣り針の返しのように、いったん突き刺さった獲物を逃がさない役割があったのでしょう。

獲物を追うエンコダスの復元図です。
商品スペック
商品ID | ot4235 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | サーベル歯のニシン!?白亜紀の海の活発なハンター、古代魚エンコダス(Enchodus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測3.3cm |
商品解説 | サーベル歯のニシン!?白亜紀の海の活発なハンター、古代魚エンコダス(Enchodus)の歯化石 |
エンコダスとは?
エンコダスは、白亜紀後期の海に生息した絶滅古代魚です。エンコダスは、恐竜をはじめ多くの生物が絶滅したKT境界(中生代と新生代の境界)を乗り越え、新生代のはじめまで、生息していた、珍しい古代魚です。
復元図をご覧いただくと、一目でお分かりのように、大きなアゴと鋭い歯を持っていた捕食種(ハンター)でした。
種にもよりますが、最大で1.5m程度まで成長し、体躯に似つかわしくないほどの巨大な歯を持っていました。
1.5mほどのサイズは、魚類としては、かなり大きいものですが、一般的に考えて、6cmの歯は、体躯に比べて大きすぎます。
アンバランスなほど大きなアゴ(特に下顎)と歯を持った、特徴的な頭部は、一度見れば、脳裏にこびりついてしまうことでしょう。
しかし、エンコダスほどのハンターでも、中生代の海の覇者であるモササウルスやプレシオサウルスの胃の内容物として発見されていることから、彼らの餌になっていたと考えられています。こんな大きな歯を飲み込んだら、消化不良を起こしそうですが・・・。