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素晴らしい保存状態とサイズ!明瞭な殻形や各トゲなど、精緻に保存されたイソキシス(Isoxys curvirostratus)の上質な化石/【ot4226】
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澄江動物群で、この半円形の殻を持つ生物といえば……そう、イソキシスです。イソキシスは、約5億年前のカンブリア紀に生息していた絶滅節足動物の一種です。特徴は、貝殻のような二枚の殻に包まれた体と、前方に備わった目、そして獲物を捕らえるための前肢です。
この生き物は活発に泳ぎ、獲物を見つけてはつかみ、捕食していたと考えられています。殻の中には多数の付属肢があり、これらをうまく使って海中を泳ぎ回り、一部の種では水中を上下に移動する「垂直移動」もできたというのですから驚きです。鋭いトゲについては、水中でバランスをとるためだった、あるいはより大きな捕食者から身を守るためだった、などいくつかの説があります。

さらに興味深いのは、イソキシスの中には、体内に多数の卵を抱えていた個体も見つかっていることです。この硬い殻は、まさに外部からの攻撃を防ぐのにうってつけの「盾」だったのでしょう。こうした子育て行動は、現生の一部の節足動物にも見られることから、進化の初期段階からそのような傾向があったことの証拠ともいえそうです。
イソキシスに似た生物は現生にはいませんが、現生の節足動物(昆虫やカニなど)の祖先だとされています。節足動物は多様な進化を繰り返し、現在の姿になったと考えると、驚くばかりです。

母岩全体は6センチ弱ほどありますので、中央のイソキシスがかなり大きいことがお分かりいただけるでしょう。なんと約23ミリもあり、過去に取り扱った標本と比べてもかなりの大物です。

しかも、特徴的な半円形の輪郭がきれいに浮かび上がっています。縁部の突起も精緻に保存されていますし、殻の下部に見える細かな模様も、付属肢の一部である可能性があります。総じて、非常に保存状態の良い化石です。

裏面です。どこかにカンブリア・モンスターがいないかと目を凝らして探しましたが、見つからず……残念!

側面から撮影しました。この異様なほど細粒な母岩は、いかにも澄江動物群の母岩らしい質感です。

繰り返しになりますが、イソキシス本体は約23ミリの大きさがあります。これまでに取り扱った標本群と比べても、相当なラージサイズです。

100円硬貨との比較写真です。明瞭な殻形や各トゲなどが精緻に保存された、上質なイソキシスの化石です。

こちらは、各部位を多少わかりやすく復元したイラストです。
商品スペック
商品ID | ot4226 |
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年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 素晴らしい保存状態とサイズ!明瞭な殻形や各トゲなど、精緻に保存されたイソキシス(Isoxys curvirostratus)の上質な化石 |
産地 | 中国雲南省 |
サイズ | 本体直線距離2.3cm 母岩含め全体5.8cm×5.6cm×厚1.6cm |
商品解説 | 素晴らしい保存状態とサイズ!明瞭な殻形や各トゲなど、精緻に保存されたイソキシス(Isoxys curvirostratus)の上質な化石 |
カンブリアモンスターとは?
カンブリアモンスターは、約5億4100万年前から4億8500万年前のカンブリア紀に生息していた動物群を指します。
この時期は、地球上の生命が急速に多様化した「カンブリア爆発」として知られ、現代の動物門の多くが初めて出現しました。
カンブリアモンスターと呼ばれる生物には、Anomalocaris(アノマロカリス)やOpabinia(オパビニア)などのユニークな形態を持つものが含まれます。これらの生物は、複雑な体構造や特殊な捕食器官を持ち、海洋の食物連鎖の頂点に立っていたと考えられています。
カンブリアモンスターは、化石記録に残る初期の複雑な動物群であり、現代の生物多様性の起源を探る上で重要な手がかりを提供しています。