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輪郭明瞭!熱河生物群に属する、精緻な保存状態を維持した恐竜時代の昆虫の化石/【ot4224】
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こちらは中国遼寧省の白亜紀前期の地層から採集された昆虫の化石です。この地域は、当時、湖と湿地が多い温帯気候で、季節によって乾燥期と湿潤期が交互に訪れていました。火山活動も活発で、成層から火山灰が定期的に降り注いだことが、良好な化石の保存状態につながったと考えられています。

母岩の中央に、精緻に保存された昆虫が見られます。この地域から採取される化石生物は「熱河生物群」と呼ばれますが、一方で、それ以前の時代にあたる「道虎溝生物群」との関連を指摘する学者もいます。すなわち、道虎溝生物群はジュラ紀後期の生物群であり、その進化の結果が熱河生物群であるという説です。したがって、この地域の化石にはジュラ紀後期と白亜紀前期の標本が混在しており、区別が難しい場合がありますが、本標本は熱河生物群に属する白亜紀の標本となります。

この地域の化石は、極めて優れた保存状態を有することで知られています。昆虫は体が繊細で、通常は化石として残ることは稀ですが、特殊な堆積環境により、このようにほぼ生息時と変わらない状態で保存されています。
その理由は、流れのほとんどない静かな湖の底に沈んで埋もれたことや、火山灰が一気に積もって腐ったり酸化したりするのを防いだことだと考えられています。

前述のように、この地域は、当時、古い系統と新しい系統が混在した独特な生態系を形成していました。たとえば、ジュラ紀の生物群に属するシノサウロプテリクスが見られる一方で、テリジノサウルス類など、白亜紀に登場する恐竜の初期段階の種も確認されています。このことから、東アジアは白亜紀初期における恐竜や鳥類の進化の中心地であったとする説もあります。

裏面です。湖底に堆積したと考えられる、非常に細かい粒子の石質が特徴です。

側面から撮影した一枚です。薄い標本ですが、丁寧に取り扱っていただければ強度に問題はありません。

母岩を含めた全体の幅は左右約7センチ強で、中央の昆虫は約1センチほどの大きさです。

100円硬貨との比較写真です。大きさ約1センチで、精緻な保存状態を保った白亜紀の昆虫化石です。
商品スペック
商品ID | ot4224 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 輪郭明瞭!熱河生物群に属する、精緻な保存状態を維持した恐竜時代の昆虫の化石 |
産地 | 中国、遼寧省 |
サイズ | 本体1cm 母岩含め全体7.4cm×5.1cm×厚0.4cm |
商品解説 | 輪郭明瞭!熱河生物群に属する、精緻な保存状態を維持した恐竜時代の昆虫の化石 |