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18ミリの琥珀の中に、メガトン級のロマンが詰まっている!透明度抜群、精緻な構造が完全保存された、大きな羽毛が内包された琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4206】
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この標本は……凄い。
思わず語彙力を失うほどの“凄み”をまとっています。
何がそれほど凄いのかといえば……そう、写真にもはっきりと写っているように、“羽毛”を内包しているのです。しかも、驚くほど緻密で鮮明な保存状態を保っています。
本標本は、ミャンマー北部・フカワン渓谷で採取された、バーマイト(Burmite)と呼ばれる琥珀です。その形成年代は約1億年前、まさに恐竜時代。当時、粘性の高い樹液が流れ落ちる際に、偶然にも羽毛を巻き込み、そのまま固まり、化石化したものと考えられています。
通常、羽毛のように微細で繊細な構造をもつものは、化石として残ることは極めて稀です。しかし、琥珀の内部に閉じ込められることで外界との接触を絶たれ、酸化や風化などの劣化が抑えられるのです。その結果、生息当時とほとんど変わらないような状態で、現代にまで保存されている……まさに天然のホルマリン漬けともいえる驚くべき保存状態なのです。
羽毛を持つ生物といえば、約1億年前にはすでに鳥類が存在し、さらには羽毛恐竜の存在も確認されています。この羽毛が、果たして鳥なのか、それとも恐竜のものなのか……それを同定することは現時点では困難です。けれども、この小さな琥珀には、1億年の時を超えた命のかけらが、まさに息づいているのです。
ロマンと科学が交錯する、これこそ、コレクターズアイテムです。

一見すると、ただの褐色の物体に見えますが……

高倍率のルーペでご覧いただくと、驚くほど精緻な構造が浮かび上がります。これまでに確認されてきた羽毛含有の琥珀標本と比べても、その保存の緻密さは群を抜いております。

羽毛は、いかにも柔らかそうな“ふわり”とした見た目をしており、その質感までもが伝わってくるようです。
ちなみに、バーマイトの年代については、採掘される地層から約9,800万年前のジルコン結晶が発見されており、これは世界中の琥珀産地の中でも、非常に古い年代に属することを意味します。さらに、ロンドン自然史博物館に所蔵されているバーマイト標本の分析からも、白亜紀に由来する物質が確認されています。

おっと、羽毛にばかり目を奪われていましたが、こちらの標本には小さな昆虫も内包されています。実は、バーマイトに見られる昆虫類は非常に多種多様で、その種類は確認されているだけでも1,000種を超えるとも言われています。太古の熱帯林に生息していた微小生物たちが、こうして琥珀の中に封じ込められ、現在にタイムスリップしてきたかのようです。

羽毛やいくつかの小さな虫以外には目立った内包物はありません。透明度が非常に高いので、観察しやすくなっています。

しかも、この琥珀は比較的大きなサイズを持ち、肉眼でも羽毛の存在に十分気づけるほどです。厚みはわずか約3ミリと薄く、光をよく通すため、この点でも、内包物が観察しやすい構造になっています。

しかし、高倍率(およそ30倍)のルーペを使えば、思わず「あっ」と声が漏れるほど、圧巻の光景が目の前に広がります。羽毛の繊維一本一本が織りなす驚くほど精緻な構造を、ぜひご自身の目でじっくりとご覧ください。

琥珀全体のサイズは、左右で約18ミリあります。内包されている羽毛は約7ミリはあるでしょうか。非常に見応えのあるサイズで、かつて取り扱った羽毛入り琥珀の中でも、かなり大きな部類に入ります。

100円玉との比較写真です。本標本は、非常に稀少な羽毛入り琥珀であり、約1億年前……恐竜が生きていた時代の樹液が化石化したものです。18ミリの小さな琥珀に、計り知れないロマンが宿っています。
商品スペック
商品ID | ot4206 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 18ミリの琥珀の中に、メガトン級のロマンが詰まっている!透明度抜群、精緻な構造が完全保存された、大きな羽毛が内包された琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.8cm×1.2cm×厚0.3cm |
商品解説 | 18ミリの琥珀の中に、メガトン級のロマンが詰まっている!透明度抜群、精緻な構造が完全保存された、大きな羽毛が内包された琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。