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レア! 肉眼で観察可能な約15ミリの大きなハサミムシを内包した、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4205】
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こちらは、ハサミムシを内包した古代の琥珀です。琥珀とは、古代の木の樹液が長い年月をかけて化石化したもので、樹液に群がった虫が、地面に落下する過程で巻き込まれ、そのまま内部に閉じ込められることがあります。本品は、まさにその好例の一つです。
琥珀は世界各地で採集されますが、こちらはミャンマー北部、フカワン渓谷で採れたもので、「バーマイト」という愛称で知られています。この地域には白亜紀中期の地層が広がっており、琥珀の形成年代は約1億年前とも言われています。1億年前といえば、大地を恐竜が闊歩していた時代です。実際に、バーマイトからは恐竜のものと思われる羽毛の化石も発見されています。
バーマイトには多種多様な昆虫が見られますが、中でもハサミムシは極めて希少で、非常に珍しいものです。本品に含まれる個体は、約15ミリの琥珀の大部分を占めるほどの大きさがあり、バーマイトに見られる虫の中でもかなり大型の部類に入ります。ハサミムシの名前の由来となった、2本の鋏状突起がしっかりと保存されている点にご注目ください。

頭部付近を撮影した1枚です。一部が分離し、わずかにずれているように見えますが、これは琥珀に内包された昆虫ではよく見られる現象です。琥珀の形成過程における内部の動きや、生前の虫の動きなどにより、脆い部位が移動してしまうことがあります。

ハサミムシの名前の由来となった、2本の鋏状突起が明瞭に保存されています。

琥珀の収集家であれば、このハサミムシの大きさにきっと驚かれることでしょう。通常、琥珀に内包される昆虫は数ミリ程度で、ルーペを用いて観察するのが一般的ですが、本標本に含まれるハサミムシは、肉眼でもはっきりと視認できる、非常に大きな個体です。体長はおよそ15ミリ程度あると見られます。
現生のハサミムシも、小さくとも1センチほどの大きさがあるため、古代のハサミムシが同程度のサイズだったとすれば、通常の琥珀には入りにくいと考えられます。一般に、大型で力の強い昆虫は、樹液に捕らえられても自力で脱出しやすい傾向があるためです。
その意味でも本標本は極めて希少であり、弊社がこれまで多数取り扱ってきたバーマイトの中でも、初めての例となります。

こちらは、補助光を使わずに撮影した一枚です。バーマイトの中では、やや不透明度が高めの標本となっております。ぜひ、バックライト(補助光)を用いてご鑑賞ください。
太陽光にかざしてご覧いただくことも可能ですが、直視によって目を傷めないよう、十分ご注意ください。

側面から撮影した一枚です。ハサミムシは側面からでは明瞭には確認できませんが、琥珀そのものの厚みは約6ミリあり、バーマイトとしてはかなり厚みのあるタイプです。
扁平な形状が多いバーマイトの中では、やや異質な印象を受ける標本です。琥珀の形状、内包されている虫の種類、そして透明度など、いずれも通常のバーマイトとは一味違った魅力を備えています。

最大部分の長さは、およそ15ミリに達します。

100円硬貨との比較写真です。およそ1億年前の琥珀「バーマイト」に、非常に希少な、大型(約15ミリ)のハサミムシが内包されています。
商品スペック
商品ID | ot4205 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | レア! 肉眼で観察可能な約15ミリの大きなハサミムシを内包した、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.5cm×1.3cm×厚0.6cm |
商品解説 | レア! 肉眼で観察可能な約15ミリの大きなハサミムシを内包した、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
この商品を購入されたお客様のお声
虫入り琥珀を集めていますが、ハサミムシが内包されているものは、今回、初めて入手することができました。しかも、ハサミムシが、かなり大きく、しっかりとシルエットを保っており、ルーペで拡大した時の迫力は特筆ものです。また、拡大せずとも肉眼でシルエットを正確に確認できるので、そのまま飾るだけでも見栄えがします。今回、入手することができて幸運でした。
神奈川県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。