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虫入りです!白亜紀、約1億年前の恐竜時代に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4194】
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こちらは、ミャンマー産の琥珀「バーマイト」です。世界中の琥珀コレクターから高い人気を集めています。
バーマイトの特別な点は、まずその年代の古さです。内包物の研究により、約1億年前に形成されたことが分かっています。1億年前といえば、恐竜が大地を闊歩していた時代です。
虫は、その時代のはるか以前から地球に存在していましたが、まれにこのような琥珀の内部に閉じ込められることがあります。虫は小さく脆いため、通常は化石として残ることはありません。しかし、琥珀に取り込まれれば話は別です。
硬化した樹脂によって外環境から遮断されることで、腐敗が進みにくく、生息時とさほど変わらない姿で保存されることがあるのです。

冒頭の虫は、右上に見える黒い影です。
さて、ここで一つ疑問が浮かびますよね。「そもそも琥珀って何なの?」良い質問です。琥珀は、木の樹液だったものが、数百万年〜数千万年の長い年月をかけて固化した、非常に硬い樹脂であり、立派な化石です。
化石と聞くと、恐竜の骨や三葉虫などを思い浮かべるかもしれませんが、生物の一部が一定期間以上、固化して安定したものは、化石と呼んで差し支えありません。ですので、琥珀も立派な「化石」なのです。

カブトムシなどを捕まえに行った経験のある方なら、ご存じかもしれません。樹皮の隙間から滲み出る樹液に、虫たちが群がる光景を見たことがあるのではないでしょうか。
樹液は、多くの虫たちにとって非常に魅力的なものです。ただし、樹液はとても粘り気が強く、小さな虫は一度はまってしまうと、なかなか抜け出せません。とりわけ、羽虫のように軽くて構造が弱い虫にとっては致命的です。
そのため、琥珀の中には、比較的小さな虫や羽虫が閉じ込められているケースが多いのです。

琥珀の内部に含まれるのは、昆虫だけではありません。樹液が地面に落下した際に巻き込まれた植物片なども、よく見られます。特に、バーマイトの内包物の多様性は世界でもトップクラスで、昆虫だけでも一説によれば1000種類を超えるとも言われています。
さらに、前述のような植物だけでなく、脊椎動物の一部や、なんと恐竜の羽毛まで含まれていることがあります。こうしたインクルージョン(内包物)の多様性こそ、世界中の琥珀コレクターを惹きつけてやまない理由なのでしょう。

バーマイトの多くは、このように丸く、比較的扁平な円盤状の形をしています。大部分は直径1〜2センチ程度にとどまります。

透明度には高低さまざまありますが、バーマイトは非常に古い琥珀でありながら、このように極めてクリアなものも含まれています。そのため、内包物を観察する際に大きなアドバンテージとなります。後方から補助光をあてなくても、この見やすさですから!

左右約14ミリほどあります。こちらは、後方から補助光をあてて撮影した1枚です。

こちらは100円玉との比較写真です。白亜紀、約1億年前の恐竜時代に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト」です。しかも虫入りです!
商品スペック
商品ID | ot4194 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 虫入りです!白亜紀、約1億年前の恐竜時代に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.4cm×1.2cm×厚0.5cm |
商品解説 | 虫入りです!白亜紀、約1億年前の恐竜時代に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。