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ベリーレア!甲羅の網目模様が精緻に保存された、カンブリアモンスター、ツゾイア・シネンシス(Tuzoia sinensis)の化石/【ot4132】
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こちらは、過去に数度しか発表したことがない、希少な、カンブリア紀の生物、ツゾイア・シネンシスです。もちろん極めて古い初期の生物であるためベレーレアな存在です。中国雲南省のカンブリア紀の地層から採集される澄江動物群の一つです。この地域から発見される化石生物は、現生の生物とは全く見た目が異なる、奇々怪々なものばかり。実際、現生の生物とは直接のつながりを持ちません。我々ヒトからすれば、まさに、「未知との遭遇」です。
ツゾイアはドーム状の甲羅を有していました。この標本はまさにその甲羅の部分です。特徴がよく残っています。ぜひコラム「カンブリア紀の海洋生物たちの進化:捕食者から掃除役まで」をご覧ください。ツゾイアについても触れています。

ツゾイアは比較的大きなカンブリアモンスターの一つです。もちろん甲羅も肉眼ではっきりと視認できます。甲殻類に分類され、前述のように、最大の特徴はこの甲羅です。甲羅の表面には「網目模様」が見られますので、比較的容易にツゾイアだと見分けが付きます。
甲羅に包まれた軟体部があったと考えられていますが、軟組織は化石としては残りにくいため、その生態ははっきりとはわかっていません。
ツゾイアは長い間、「遊泳性」の生物だったと考えられてきました。最近の研究では、むしろ海底の死骸を食べる、「スカベンジャー」だった可能性もあると言われています。”海底の掃除屋”の役割を果たしていたのかもしれません。

特徴的な網目状の模様がしっかりと保存されていますね。

母岩の上のほうに長くやや湾曲した部位が見られます。これは遊離した「付属肢」の可能性があります。ツゾイアは甲殻類で、エビのような足を持っていたと考えられています。大きさや形からすると、その一部である可能性があります。

また、写真の下側にも突き出た節のある部位が見られます。これも付属肢と考えるのが妥当でしょう。

裏面です。非常にきめ細かい頁岩です。頁岩とはスメクタイトやカオリンといった粘土鉱物などを豊富に含む堆積物が石になったものです。粘土鉱物は微粒で表面積が多いため、生物の遺骸を包むように保存し、状態の良い化石を作り出す効果があります。

側面です。7ミリの厚みがあります。

母岩6センチ、本体最長部35ミリほどあります。

100円玉との比較。甲羅の網目模様が精緻に保存された、カンブリアモンスター、ツゾイアの化石です。
商品スペック
商品ID | ot4132 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | ベリーレア!甲羅の網目模様が精緻に保存された、カンブリアモンスター、ツゾイア・シネンシス(Tuzoia sinensis)の化石 |
産地 | 中国雲南省 |
サイズ | 本体直線距離3.5cm 母岩含め全体6.1cm×4cm×厚0.7cm |
商品解説 | ベリーレア!甲羅の網目模様が精緻に保存された、カンブリアモンスター、ツゾイア・シネンシス(Tuzoia sinensis)の化石 |
カンブリアモンスターとは?
カンブリアモンスターは、約5億4100万年前から4億8500万年前のカンブリア紀に生息していた動物群を指します。
この時期は、地球上の生命が急速に多様化した「カンブリア爆発」として知られ、現代の動物門の多くが初めて出現しました。
カンブリアモンスターと呼ばれる生物には、Anomalocaris(アノマロカリス)やOpabinia(オパビニア)などのユニークな形態を持つものが含まれます。これらの生物は、複雑な体構造や特殊な捕食器官を持ち、海洋の食物連鎖の頂点に立っていたと考えられています。
カンブリアモンスターは、化石記録に残る初期の複雑な動物群であり、現代の生物多様性の起源を探る上で重要な手がかりを提供しています。