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驚異的な大きさ、7センチ、バーマイト(Burmite)過去取扱品の中で最大!約1億年前の恐竜時代の琥珀/【ot4125】
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こちらは、ミャンマー北部の渓谷で採集された、約1億年前の極めて古い琥珀「バーマイト」です。旧国名のビルマにちなんで、「ビルマイト(英語読み:バーマイト)」と呼ばれています。この琥珀は、過去に取り扱った中で最も大きなバーマイトで、なんと長さが7センチ!もあります。

内部には多数の内包物が見られます。バーマイトは、多数のインクルージョン(内包物)を含むことで知られており、中には昆虫やクモなどの節足動物、さらにはさまざまな植物片が含まれていることもあります。

こちらの標本にも、実に多種多様な内包物が含まれており、気泡も確認できます。この気泡に含まれる空気が約1億年前のものかどうかは不明ですが(空気の交換がゆっくりと行われている可能性があります)、非常にロマンを感じさせますね。

以前は、バーマイトがそれほど古い琥珀だとは考えられていませんでしたが、その後の研究により、約9,880万年前(セノマニアン初期)の樹液が化石化したものであることがわかってきました。バーマイトが採集されるフカワン盆地の堆積岩層は、鉛-ウラン年代測定によって確認されました。
化石の放射線年代測定についてはコラム「化石の年代を知る方法」を御覧ください。

こちらには、焼け焦げたような黒い内包物が見られます。バーマイトの内部には、このような真っ黒な内包物がよく含まれています。一説によれば、当時たびたび森林火災が発生し、その際の焦げ片が樹液に取り込まれたものだとも考えられています。
当時、この地域には熱帯雨林が広がっており、また海岸も近かったようです。そのため、まれに海洋性生物の破片が含まれる場合もあるとされています。ただ、私個人としては、その痕跡を明確に確認できたことはまだありません。

こちらには、薄い葉のような組織が見られます。琥珀はもともと樹液ですので、粘性があり、さまざまなものをペタッと吸い付けるようにして固化していきます。その過程で、小さな虫や小型の節足動物、そして落下の際に取り込まれた植物片などが巻き込まれたと考えられます。

こちらは何でしょうか?植物片のように見えますね。この琥珀は7センチもあり、見どころがたくさんあります。ぜひ高倍率のルーペを用いてご覧ください。肉眼では分からなかった多種多様なインクルージョンに出会えるはずです。

おっと、これは「毛」ではありませんか!羽毛の可能性もありますが、植物の根の可能性もあります。約1億年前といえば恐竜時代ですから、そうした生物の毛の可能性もゼロではありません。ただ、恐竜の羽毛に見られる羽状の毛というより、軸などを持たない、哺乳類が持つ羽毛のようにも見えます。

違う角度から見てみましょう。1本1本がはっきりと繊維を持って寄り集まっているように見えますね。

手のひらとの比較です。これまでのバーマイトにはありえないほどのサイズです。一般的なバーマイトのサイズをよくご存知の方にとっては、驚愕の大きさでしょう。

バックライトを当てなくても、よく見えます。

後方からライトを当てると、内包物がシルエットとして浮かび上がり、よく見えます。

至るところに気泡が内包されています。

黒い部分は主に植物片だと思われます。

最長部は約7センチほどあります。

100円玉と比較すると、いかに大きな個体がお分かりでしょう。扁平なので、観察もしやすいです。
商品スペック
商品ID | ot4125 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 驚異的な大きさ、7センチ、バーマイト(Burmite)過去取扱品の中で最大!約1億年前の恐竜時代の琥珀 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 7cm×3.7cm×厚0.5cm |
商品解説 | 驚異的な大きさ、7センチ、バーマイト(Burmite)過去取扱品の中で最大!約1億年前の恐竜時代の琥珀 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。