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27センチ級の大型標本!現生のどの魚ともつながりを持たない、1億年前の絶滅古代魚、タリアス・アラリピス(Tharrhias araripis)/【ot4113】
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こちらは、ブラジルの白亜紀の地層から採集された絶滅した古代魚、タリアス・アラリピスです。アラリピスという種小名は、模式種がアラリペ盆地から採集されたことに由来しています。アラリペ盆地は、ブラジル北東部にある盆地で、最も有名な地層はサンタナ層です。恐竜が古代魚の化石が発見されることで知られています。

輪郭がほぼ完全な状態で保存されています。現生の魚で似ているものがないなぁ、と思ったあなた、鋭いですね。こちらのタリアスは、ゴノリンキフォルメス目(もく)に分類されますが、このグループは化石生物のみに限られています。現生のどんな魚とも直接の繋がりがないと考えられています。

一見すると獰猛な顔つきではありませんが、見た目に騙されてはいけません。タリアスの化石からは、カニなどの甲殻類の一部が発見されています。つまり、硬いカニを積極的に捕食していた可能性が高いと考えられます。おそらく、強靭な顎を持っていたのでしょう。

ヒレの細かな繊維まで保存されています。

背びれ付近のセクションです。鱗も化石としてしっかりと保存されています。

サンタナ層から採集される化石は、このように、通常は残り得ない細部まで保存されているケースが多いです。世界的に見ても、極めて上質な化石が発見される地域です。ブラジルからは現生および化石が輸出されていないため、こうした標本は数十年前に、まだ輸出が行われていた頃に日本に輸入されたものです。現在では、こうしたオールドコレクションだけが流通しています。

尾びれのセクションです。タリアスの尾びれは二又に分かれておらず、淡水魚に多い扇子のような形をしています。短い距離を素早く移動したり、ターンが得意だったのかもしれませんね。

裏面です。これは、ノジュールと呼ばれる、丸みを帯びた丸い石です。ノジュールを割ると、状態の良い化石が発見されることがあります。もともと、遺骸の周りに炭酸カルシウムが集積して固まったものと考えられています。炭酸カルシウムに守られることで、内部の生物は腐敗が少なく、良い状態で保存されることが多いとされています。

側面から撮影しました。最も厚いところで31ミリほどあります。

タリアス本体、左右27センチほどあります。かなり大きな個体です。

100円玉との比較です。現生のどの魚ともつながりを持たない、まさに絶滅した古代魚、タリアス・アラリピスの上質な個体です。
商品スペック
商品ID | ot4113 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 27センチ級の大型標本!現生のどの魚ともつながりを持たない、1億年前の絶滅古代魚、タリアス・アラリピス(Tharrhias araripis) |
産地 | Ceara, Brazil |
サイズ | 本体直線計測27cm 母岩含め全体27.2cm×10.5cm×厚3.1cm |
商品解説 | 27センチ級の大型標本!現生のどの魚ともつながりを持たない、1億年前の絶滅古代魚、タリアス・アラリピス(Tharrhias araripis) |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。