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美味だったかも? 約1億1000万年前の絶滅古代魚、ダスティルベの全身化石/【ot4093】
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こちらは、白亜紀前期(約1億1000万年前)の南米ブラジルに生息していた絶滅古代魚、ダスティルベです。ご覧のとおり、輪郭や細かな骨まで明瞭に保存されています。

周囲の黒い枝状の模様は「デンドライト」と呼ばれます。マンガンなどの鉱物が岩の表面に樹枝状に広がってできたもので、見た目はシダのようですが、植物ではなく鉱物です。
地下水に含まれる金属イオンが岩のすき間にしみ込み、時間をかけて結晶化することで、このような模様が生まれます。自然が描いた水墨画のような美しさが特徴です。

ダスティルベは、淡水と海水の両方で生息していたと考えられ、川をさかのぼる「(※)遡上性(そじょうせい)」があった可能性があります。
※ 遡上性とは、ふだんは海で暮らしながら、産卵などのために川を上る性質のことです。現代のサケやウナギのように、生活の一部を淡水域で過ごす魚に見られます。

裏面です。ダスティルベの体長は、おおむね数センチ程度で、肉食性だったと考えられています。共食いの可能性も指摘されており、見た目によらず、かなり積極的なハンターだったのかもしれません。
発見される地層の分析から、塩分濃度の高い環境にも適応していたとされ、海水にも対応していたことが示唆されています。さらに、汽水域からも化石が見つかっており、淡水と海水の両方に適応していたと考えるのが妥当でしょう。
ちなみに、ダスティルベは絶滅した古代魚ですが、現生のサバヒー(ミルクフィッシュ)と近縁だとする説があります。ミルクフィッシュはダスティルベよりもずっと大型で、50センチを超えることもあります。外洋で生まれ、幼魚のときに河口やラグーンなどの汽水域へ移動して成長する、いわゆる「遡上型」の魚です。
フィリピンや台湾などでは重要な養殖魚とされており、身が非常に白いことから「ミルクフィッシュ」と呼ばれています。ダスティルベも、食べてみたら美味しい白身魚だったのかもしれませんね。

母岩の厚みは約1センチあり、十分な強度を備えています。

ダスティルベ本体の直線計測で、約31ミリあります。平均的な大きさです。

100円玉との比較写真です。約1億1000万年前の絶滅した古代魚、ダスティルベの全身化石です。
商品スペック
商品ID | ot4093 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 美味だったかも? 約1億1000万年前の絶滅古代魚、ダスティルベの全身化石 |
産地 | Ceara, Brazil |
サイズ | 本体直線計測3.1cm 母岩含め全体4.4cm×2.3cm×厚1cm |
商品解説 | 美味だったかも? 約1億1000万年前の絶滅古代魚、ダスティルベの全身化石 |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。