海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ 化石 販売

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海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【ot395】

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海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その1)

この標本はサッココーマ(Saccocoma)と言います。舌をかみそうな名前です。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その2)

サッココーマとは、ウミユリの仲間で、現在では絶滅種です。中生代ジュラ紀にヨーロッパから北アメリカまで広く生息していたと思われます。ウミユリとは、植物のような見た目をした動物で、海底に根を張っているかのように生息しています。ウミユリのいくつかの種は現生にも存在しています。そのため、生きた化石と呼ばれています。サッココーマは前述のように、すでに絶滅しています。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その3)
海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その4)

この写真の真ん中に見えるのがサッココーマです。中央の丸いものを中心に触手が伸びるような形をしているのがお分かり頂けるでしょうか。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その5)

こちらには一部デンドライトも確認できます。デンドライトとは、一見シダのような植物に見えるかもしれませんが、マンガン(鉱物)が樹枝状に伸びたもので、生物ではありません。したがってデンドライトは化石ではありません。まれにこのようにゾルンフォーフェン産の化石と一緒に発見されることがあります。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その6)
海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その7)
海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その8)
海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その9)

分かりにくいのですが、この母岩に、複数のサッココーマがいます。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その10)

サッココーマは、この石灰岩質からも分かるように、ドイツはゾルンフォーフェンを産地とする化石です。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その11)

さきほどは?サッココーマはウミユリの仲間であると書きましたが、ウミユリには通常、海底に根を張るよう生息しているのですが、このサッココーマは海中を浮遊していたと考えられています。中心から伸びる触手は、エサを捕獲するためのもので、海中を浮遊しながら、プランクトンなどを触手で捕らえていたと考えられます。

海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その12)
海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ(その13)
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商品スペック

商品ID ot395
年代 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
学名 海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ
産地 Solnhofen, Germany
サイズ 母岩最大サイズ 16cm×12cm×厚0.4cm / 178g
商品解説 海中を漂う浮遊性ウミユリ、その名はサッココーマ。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

ゾルンフォーフェン化石とは?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・

ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?

日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。

ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。

まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。

始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。

もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。

18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密

ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。

当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。

なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?

サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。

また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。

でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)

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