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迫力あり!非常に大きな虫の羽が内包された、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3861】
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こちらはミャンマー北部の渓谷で採集された、約1億年前の琥珀「バーマイト」です。この写真には、大きな羽虫のものと思われる羽が写っています。琥珀は古代の木の樹液が固まったもので、時折、樹液に巻き込まれた虫がそのまま保存されることがあります。しかし、樹液から脱出できる力のある虫や大きな虫は化石として残りにくいため、このような大きな虫の一部が保存されているのは非常に珍しいケースです。おそらく、虫が死んだ後に樹液に巻き込まれた可能性が高いと考えられます。
この大きな黒い影は虫の体の一部である可能性があります。
全体像をご覧いただきましょう。1枚目でご覧いただいた羽は写真の右側に位置しており、その上に虫の体の一部、恐らく胸部が保存されているのではないかと考えられます。
羽を接写すると、ご覧のように翅脈まで鮮明に保存されていることがわかります。通常、琥珀に含まれる小さな虫の翅脈を撮影するには高倍率のルーペが必須ですが、この標本では見事にくっきりと翅脈が映し出されています。
30倍以上のルーペを使えば、このような翅脈をはっきりとご覧いただけます。ぜひ試してみてください。肉眼では見えない、全く別の世界が広がっているのを感じることでしょう。バーマイトは、約1億年前の熱帯雨林の樹液が化石化したものと考えられています。その時代の生態系がこの小さな琥珀の中に閉じ込められていると思うと、まるでタイムカプセルを覗き込むような感動を覚えます。
バックライトをあてると、琥珀色に輝きだします。
直接光を当てなければやや暗褐色に見えます。もしかすると、虫からの成分が影響しているのかもしれませんね。
左右19ミリほどあります。
100円玉との比較。大きな虫の羽が保存された、約1億年前の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3861 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 迫力あり!非常に大きな虫の羽が内包された、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.9cm×1cm×厚0.4cm |
商品解説 | 迫力あり!非常に大きな虫の羽が内包された、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
これまでに購入したバーマイトを少し解像度の高いマイクロスコープで撮影し直し、フリーソフト(CombineZP)を使って被写界深度合成を行い、内包物全体にピントが合った画像にしてみました。通常の化石では味わえない1億年前の生き生きとした昆虫達の世界が現代に蘇ります。
これらの写真を見ていると、昆虫類は1億年も前の段階で、すでに完成され尽くした生物と思えます。むしろ、極小な個体の体の緻密な構造は現代以上に進化していたのではないかと思えるほどです。
写真によっては、生物学的な魅力だけでなく、ライティングによって気泡やクラック、花粉などの内包物が輝き、宝石や宇宙、ファンタジー世界を連想させるような綺麗な写真になりました。
虫入り琥珀の収集を始めた頃は、化石としては邪道な感覚がありました。通常の化石では皮膚や筋肉などはほとんど残らず、圧縮によって骨格の形状ですら想像で補わなければならないところに夢や想像が膨らみ、研究されている方々の成果の素晴らしさを感じられると思います。
実際の化石を手にしてもアンモナイトや三葉虫の体はどうなっていたのか。恐竜の見た目や動作はどんなものだったのだろうとか、見聞きした知識と合わせて想像が膨らむ楽しさがあります。
琥珀の場合は、内包されている生体は極小さな生物のみではあるものの、古代に生きていたそのままの形で時が止まったように保存されており、状態の良いものはどのような生物なのか、ミクロン単位の産毛や薄い羽の細胞構造まで手に取るようにわかります。
素晴らしいことなのですが、化石のような夢と想像の楽しみには乏しく感じていました。
しかし、添付のような綺麗な写真が撮れると、さらに素晴らしい写真の素材としての収集欲が加速しそうです。
また、収集だけでなく、撮影が難しい琥珀は、撮影機材やライティング、画像ソフトなどの工夫も楽しめ、古いコレクションも繰り返して楽しめ末永い趣味にできそうです。
滋賀県/男性
紹介されていた通り、羽以外はよく見えないため、研磨して撮影してみました。上半身が内包されているあたりで大きなクラックがあり、研磨中に剥がれてしまいましたが、虫の体内に空洞は無く、完全に琥珀と同化していたため虫自体には損傷は無いようでした。照明を工夫して羽と体のシルエットは見えるようになりましたが、頭部付近には大きなクラックがあり、胸部付近は不純物で雲がかかったようになっており、よく見えません。裏面からはモヤモヤした腐敗物と思われる濁りと変色でほとんど見えませんでした。ちょっと残念でしたが、大きな蛾のような姿は迫力があります。裏面からギリギリまで削り込めば全容がみえるようになるかもしれません。
滋賀県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。