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大きい、両面に見られる!国産マニアック化石シリース!陸前高田市産、腕足類、レプトダス(Leptodus)の化石/【ot3367】
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こちらは岩手県陸前高田市で採集されたレプトダスの化石です。レプトダスは腕足類というグループに属する生物ですが、その奇妙な形から、発見された当時は、魚の歯化石だと信じられていました。

確かに、このような不思議な形状をした化石を初見で正確に同定することは至難の業でしょう。

腕足類とは二枚の殻の中に内臓を持ち、内部から肉茎と呼ばれる柄を伸ばし、それを岩などに固着させ棲息する海棲生物です。一見すると二枚貝に見えますが、実際には異なります。古生代カンブリア紀から現世まで生息している、グループとして極めて長い生命を持つ生物の一つです。ただし現世では繁栄しているとまでは言えない状態です。

レプトダスは腕足類の中でもユニークなグループです。他の腕足類とはあまり似ていません。こちらの個体は両面にレプトダスが見られ、裏面に見られるのはネガ標本です。

この模様から魚の歯か何かと考えられていましたが、研究が進むと、腕足類の一種だと考えられるようになりました。

側面から撮影。陸前高田市からは古生代のレプトダスが発見、採集されることが知られています。

母岩含め左右10センチほど、本体は4センチほどです。過去取り扱い標本と比較しても、かなり立派なサイズです。

100円玉との比較。付属のスタンドを使って展示した一枚。
商品スペック
商品ID | ot3367 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 大きい、両面に見られる!国産マニアック化石シリース!陸前高田市産、腕足類、レプトダス(Leptodus)の化石 |
産地 | 岩手県 日本 |
サイズ | 本体直線距離4cm 母岩含め全体10.4cm×7.4cm×厚2.1cm |
商品解説 | 大きい、両面に見られる!国産マニアック化石シリース!陸前高田市産、腕足類、レプトダス(Leptodus)の化石 |
腕足類とは?
腕足類(わんそくるい)とは?
腕足類は、古生代に最も繁栄した海の生物の一つで、今から約5億年前のデボン紀を中心に活躍していました。見た目は貝に似ていますが、貝類とは全く異なる系統の生物です。
■特徴は?
1.二枚貝のような殻
腕足類は、2枚の殻を持ち、その殻を上下に開閉することができました。この殻の形状が、貝類に似ているため、しばしば混同されがちです。
2.軟体の腕
殻の内部には、軟体の腕を持っており、これを使って岩などにしっかりと固定していました。流されないように固定し、安定した場所で過ごすことができました。
3.フィルターフィーディング
腕足類は動かず、プランクトンなどを濾過して摂取する「濾過摂食」を行っていました。水中を漂う小さな生物を体内に取り込み、栄養を得ていたと考えられています。
4.深海に生息
腕足類は海底深くに住んでおり、安定した水流がある場所で過ごしていました。これにより、安定した環境で生きることができました。
■絶滅した理由
現生ではあまり見かけませんが、古生代のデボン紀に大繁栄を遂げた腕足類は、ペルム紀の大絶滅などを乗り越えて長い間生き残りました。しかし、その後の大絶滅や環境変化によって、現代の海洋環境ではほとんど姿を消してしまいました。
■化石としての重要性
腕足類の化石は古生代の海洋環境や生物群の研究において非常に重要です。化石としてよく発見され、かつての地球の海の様子を知る手がかりを提供してくれます。