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極めて珍しいイトトンボの羽を内包した、1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot3360】
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極めて珍しいイトトンボの羽を内包した、1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot3360】
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こちらはミャンマー産の琥珀です。ミャンマーの以前の国名であるビルマに由来し、ビルマイトまたはバーマイトとして知られています。バーマイトは、約1億年前の非常に古い時代に針葉樹の樹脂(樹液)が化石化したものと考えられています。1億年前と言えば、恐竜が大地を歩いていた時代であり、バーマイトは恐竜時代の琥珀とも呼ばれています。写真をご覧いただくと、内部に立派な羽が含まれていることがお分かりいただけるかと思います。これらの羽はおそらくイトトンボのものであると推測されます。
端部が収束した羽の形や大きさから、これがトンボやカゲロウの羽である可能性が高いと推測されます。しかし、琥珀の中からトンボの羽が見つかることはほとんどないことから、こちらの羽がイトトンボのものである可能性が高いという推測は妥当です。イトトンボの羽がごくわずかに発見されることがあるため、こちらの羽もそれに含まれる可能性が高いでしょう。イトトンボは非常に珍しくコレクターの間で高値で取引されるレアアイテムです。
翅脈のラインが明瞭に保存されています。
羽の付け根と思しき部分まで保存されています。
こちらには体の一部と思われる大きな物体が保存されています。
アップでご覧いただきましょう。
羽の大きさが肉眼でも明確に分かるほど大きいことから、これが比較的大型の昆虫に由来することがすぐに分かります。
気質の透明度が高く、内包物がシルエットとなって浮かび上がります。
左右21ミリ。極めて珍しいイトトンボの羽を内包した、1億年前の琥珀、バーマイトです。
100円玉との比較。明瞭な翅脈を御覧ください。
商品スペック
商品ID | ot3360 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 極めて珍しいイトトンボの羽を内包した、1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.1cm×1cm×厚0.3cm |
商品解説 | 極めて珍しいイトトンボの羽を内包した、1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。