これが自然銅だ！お、重い・・・。米国ミシガン州のカレドニア鉱床産の自然銅（Native copper） 鉱物 販売

こちらは自然界にナチュラルに存在していた銅（Native copper）であります。いわゆる自然銅。金のように燦然と輝くわけではありませんが、銅ならではの渋い光沢をご堪能ください。

「自然」銅というのが、コレクション魂をくすぐりますね。母岩に張り付くように現れた産状にご注目ください。

こちらは米国ミシガン州オントナゴン郡に位置するカレドニア鉱床から採集された標本です。カレドニア鉱床は現在商業採掘が行われておらず、家族連れで発掘を楽しめるレジャー施設となっています。

カレドニア鉱床はおよそ２．５キロメートルほどの地下にある銅鉱山で、１８６０年代に開かれました。わずか１０年弱の操業を経て閉山しています。主に銅を産出しました。鉱床が操業を開始するはるか前から、この地域の人々は銅を発見し利用していたことが分かっています。

この元素番号２９番の金属は非常に高い伝導性を示し、電気機器には欠かせないマテリアルです。熱伝導性が高く銅製の鍋など料理器具にもよく使われます。比較的柔らかく加工がしやすくかつ美しい光沢が備わっているため、建物の建材としての利用価値が高く、また錆びにくいため、屋外でも積極的に利用されてきました。また錆びると色が変化する点も建材としての利用価値を高めています。銅といえば茶色ですが酸化すると青っぽくなります（青銅色、ブロンズ）。

自然銅を目にすることは少ないでしょう。

最大部８８ミリの自然銅。露頭をそのまま持ってきたようなナチュラル感あふれる標本です。

１００円玉との比較。米国ミシガン州のカレドニア鉱床産の自然銅です。