- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 哺乳類
- 人類とも相対した氷河時代の巨大な絶滅熊、ホラアナグマ(Ursus spelaeus)の顎骨付き歯化石
人類とも相対した氷河時代の巨大な絶滅熊、ホラアナグマ(Ursus spelaeus)の顎骨付き歯化石/【ot3162】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらはホラアナグマ(Ursus spelaeus)の歯化石です。ホラアナグマは新生代更新世(およそ258万年前から1万年前までの期間)に生息していた先史時代の熊です。24000年前までには絶滅したと考えられています。洞穴で化石が発見されたことから、ホラアナグマと呼ばれます。冬眠中だったのか、常駐していたのかは現在のところ不明です。
ご覧のように極めて保存状態の良い歯化石です。顎も骨も保存されています。
歯を上から観察してみましょう。哺乳類である熊は動物食動物であり、植物食動物でもあります。ホラアナグマも現世の熊と同様の食性であったと考えられています。
ホラアナグマが現世の熊たちとどのような系統的関係にあったのか研究が進みつつあります。ホラアナグマは、どうやらアメリカクロクマよりヒグマやホッキョクグマと近縁だったようです。およそ140万年前から120万年前にかけて両者は系統的に分かれていったと推測されています。
顎のジョイント部分。
ホラアナグマは非常に頑丈な体躯をしており現世のヒグマとよく似た外観をしていたと考えられています。成長すると体長2メートル、体重は500キログラムに達しました。現世のヒグマを凌ぐ体躯をしていたと考えられています。
このがっしりとした顎と歯で何を食べていたのでしょうか。歯そのものは現世の熊よりも大きいものの比較的摩耗が進んでいる傾向が見られることから、草食性が強かったのではないか、という説があります。一方で、時折、動物性タンパク質が含まれているという証拠があることから、動物食も同時に行っていたと見られます。
非常に立派でごつい歯化石です。
ホラアナグマの化石はヨーロッパ全域で発見、採集されます。西はスペインから東はコーカサス地方まで見つかることから、当時、ヨーロッパ全域で生息していたと思われます。とりわけ低山や鍾乳洞が多い地域で発見される頻度が高いことから、平原よりも森林を好んだという説が有力です。
網目状の構造が見られます。
横23センチもある立派な顎付きの歯化石です。ホラアナグマはかっての人類とも密接に関わっていました。崇拝の対象となった可能性も示唆されています。24000年前頃には絶滅しました。一部の地域では人類の到来とともに減少したという結果が出ており、人類に追いやられたという説もあります。
100円玉との比較。古代の巨大な絶滅ぐま、ホラアナグマの顎付きの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot3162 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | 人類とも相対した氷河時代の巨大な絶滅熊、ホラアナグマ(Ursus spelaeus)の顎骨付き歯化石 |
産地 | Romania |
サイズ | 23cm×8.5cm×厚3.9cm |
商品解説 | 人類とも相対した氷河時代の巨大な絶滅熊、ホラアナグマ(Ursus spelaeus)の顎骨付き歯化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
この度は貴重な化石を購入する機会をいただき、ありがとうございます。昨日、無事受け取りました。今回購入させていただきましたホラアナグマの下顎骨、とても立派で想像以上の品物でした。早速、自前のコレクションの中に並べてみたのですが、他の恐竜や大型海生爬虫類などにも全く見劣りすることなく、むしろ他を抑えるほどの存在感です。今後しばらくは私のコレクションのセンターを張る堂々たる化石でした。重ねてお礼申し上げます。
長野県/男性