現在のところ、最後の在庫品となります。ミニドラゴンこと、ヒファロサウルス（Hyphalosaurus lingyuanensis）の全身化石 化石 販売

こちらはおよそ１億２０００万年前の中国遼寧省の地層より採集された、淡水性の爬虫類、ヒファロサウルスの全身の化石です。頭部から尾先まで保存された全身化石です。中央に接着痕が確認されます。こちらの化石は国内のコレクターからの放出品、いわゆるオールドコレクションです。現在、あらたに産地から採集されることはないため、希少な品となります。また、現在のところ、こちらのヒファロサウルスが最後の在庫品となります。

頭から尾先までカーブ計測でおよそ１３５ミリ。ヒファロサウルスは小型の爬虫類で、水中を泳ぐのを得意にしていたと考えられています。

こちらは丸みを帯びた頭部。

ヒファロサウルスは長い首や尾に比べると、短い胴体を有していました。

脚は変えるのようにガニ股で泳ぐのに適した骨格であることがわかります。

長い尾。この尾を起用に使い、推進力を得たり、方向転換をしたのでしょう。

中央に走るラインは接着痕です。

こちらは裏面です。ヒファロサウルスの産地である熱河層群は世界的に見ても、上質の化石が採集されることで知られています。大規模な火山活動により火山灰が降り注ぎ、化石をカバーしたことで、酸化や風化の影響を受けにくかったことが考えられます。そういった背景から「中生代のポンペイ（※）」と呼ばれることがあります。現在のイタリアにあった古代都市ポンペイは西暦７９年にヴェスヴィオ火山の噴火により破壊されました。※１８世紀中頃になって発見されたとき、動物や人が火山灰に飲み込まれたときの姿で見つかりました。

体をくねらせたポーズ。

本体計測１３５ミリ。平均的な大きさです。

１００円玉との比較。ヒファロサウルスは現在、産地から新たに採集されることがありません。この標本は日本国内のコレクターからの放出品で、入手から数十年が経過しています。現在のところ、ヒファロサウルスの在庫はこちらが最後となります。