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マニアックシリーズ、奇々怪々!発見当初は魚の歯の化石だと考えられた腕足類、レプトダス(Leptodus)の化石。岩手県陸前高田市産/【ot2422】
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こちらは岩手県陸前高田市で採集されたレプトダスの化石です。レプトダスは腕足類というグループに属する生物ですが、その奇妙な形から、発見された当時は、魚の歯化石だと信じられていました。

まず、腕足類について簡単に説明します。腕足類とは、二枚の殻の中に内蔵を持ち、内部より肉茎と呼ばれる柄を伸ばし、岩などを付着させ棲息をする海棲生物です。現世にも棲息している。顕生代(カンブリア紀以降)のいずれの時代からも発見されている、いわば生きた化石。化石種のほうが多様で、現世ではそれほど繁栄しているとは言えません。

レプトダスは多種多様な腕足類のなかでも、特に変種として知られています。種小名のレプトダスという名前からもわかるように、当時は腕足類とは考えられていませんでした。確かに、なにかの生物の歯のような雰囲気を漂わせていますね。

こちらは岩手県陸前高田市産です。同地域からは古生代ペルム紀のレプトダスの化石が発見されています。



100円玉との比較。奇々怪々なフォルムで知られるレプトダス。特徴的な歯に似た形が保存されています。
商品スペック
商品ID | ot2422 |
---|---|
年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | マニアックシリーズ、奇々怪々!発見当初は魚の歯の化石だと考えられた腕足類、レプトダス(Leptodus)の化石。岩手県陸前高田市産 |
産地 | 岩手県 日本 |
サイズ | 母岩含め全体8.9cm×6.2cm×厚3cm |
商品解説 | マニアックシリーズ、奇々怪々!発見当初は魚の歯の化石だと考えられた腕足類、レプトダス(Leptodus)の化石。岩手県陸前高田市飯森産 |
腕足類とは?
腕足類(わんそくるい)とは?
腕足類は、古生代に最も繁栄した海の生物の一つで、今から約5億年前のデボン紀を中心に活躍していました。見た目は貝に似ていますが、貝類とは全く異なる系統の生物です。
■特徴は?
1.二枚貝のような殻
腕足類は、2枚の殻を持ち、その殻を上下に開閉することができました。この殻の形状が、貝類に似ているため、しばしば混同されがちです。
2.軟体の腕
殻の内部には、軟体の腕を持っており、これを使って岩などにしっかりと固定していました。流されないように固定し、安定した場所で過ごすことができました。
3.フィルターフィーディング
腕足類は動かず、プランクトンなどを濾過して摂取する「濾過摂食」を行っていました。水中を漂う小さな生物を体内に取り込み、栄養を得ていたと考えられています。
4.深海に生息
腕足類は海底深くに住んでおり、安定した水流がある場所で過ごしていました。これにより、安定した環境で生きることができました。
■絶滅した理由
現生ではあまり見かけませんが、古生代のデボン紀に大繁栄を遂げた腕足類は、ペルム紀の大絶滅などを乗り越えて長い間生き残りました。しかし、その後の大絶滅や環境変化によって、現代の海洋環境ではほとんど姿を消してしまいました。
■化石としての重要性
腕足類の化石は古生代の海洋環境や生物群の研究において非常に重要です。化石としてよく発見され、かつての地球の海の様子を知る手がかりを提供してくれます。