希少性S級!今や入手不可のオールドコレクション品。博物館級。約5000万年前のドイツ・メッセルピット産コウモリ、パレオチロプテリクス(Palaeochiropteryx)の化石 化石 販売
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希少性S級!今や入手不可のオールドコレクション品。博物館級。約5000万年前のドイツ・メッセルピット産コウモリ、パレオチロプテリクス(Palaeochiropteryx)の化石/新生代第三紀(6500万--260万年前)【ot2208】

希少性S級!今や入手不可のオールドコレクション品。博物館級。約5000万年前のドイツ・メッセルピット産コウモリ、パレオチロプテリクス(Palaeochiropteryx)の化石/新生代第三紀(6500万--260万年前)【ot2208】

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こちらはドイツ・メッセルピット産のコウモリ、パレオチロプテリクス・ツパイオドン(Palaeochiropteryx tupaiodon)の化石です。およそ5000万年前に棲息していた小型の絶滅コウモリです。メッセルピット産の化石は1995年に世界遺産登録されて以来現在では入手ができません。入手できるのはそれ以前に採集されたオールドコレクションのみ。こちらはその一つです。日本国内のコレクターによって放出された現品限りのもの。今後も大切に保存してくださるオーナー様をお探ししています。

メッセルピット産の化石には他産地の化石には見られない特徴があります。たとえば、このきっちりと切り取られたかのような四角形の母岩。メッセル産の化石の大半はこのようになっています。これは以前も説明申し上げましたが、メッセルピットの化石は瀝青といって油が多く酸化すると崩れやすいという特徴があります。そこで、発見したらまず全体をレジン等で固めて固定したうえで、母岩を除去していきます。表側が終わったら、裏返して母岩を可能な限り除去していきます。そうすると、本体とレジン、そしてわずかな母岩が残されます。その後、レジンをきれいに四角に切り取るという工程をへるため、このような四角形に仕上がるのです。

またメッセルピット産の化石はご覧のように、細かい部分まで残存していることで有名です。中には有機物の一部までが保存されているかのような、素晴らしいものを含んでいます。こちらのコウモリの化石をご覧いただくと分かりますが、細かい骨などがほとんど残存していますし、全体の乱れも極めて小さいことがお分かりいただけることでしょう。これは、5000万年前のメッセルピットが有毒性のガスを発生していたことに関係があると考えられています。その上空を低くコウモリが滑空すると、酸欠を起こして動けなくなり沼に落下し化石化していったと考えられています。

母岩が歴性質であることからも分かるように、化石は油分でコーティングされ、酸化を受けにくい環境で保存されてきました。ナチュラルな缶詰のような状態です。したがって、通常では考えられないような素晴らしい保存状態を維持できたと考えられています。

折りたたんだ翼。いったん化石を採集して取り出す際には空気に触れると酸化が急激に進むため、前述のような特殊な保存方法が考案されたというわけなのです。

何十年と保存されてきたにもかかわらず、完璧と言っても良い状態を維持しています。まさに先人の知恵ですね。

全体的に黒っぽいですが、これは歴性質、つまりオイルが含まれていることを示しています。とはいえ、しっかりレジンで固められているので、油っぽい感触は皆無です。

おそらく1970年代に採集されたものと考えられますが、当時と状態は変わっていないと思われます。それほど見事な保存状況です。

腕を折りたたんでいる様子がよく分かります。

こちらは裏面です。

厚みはおよそ5ミリ。薄く軽量ですが丁寧に扱っていただければ強度に問題はありません。

100円玉との比較。希少性はS級。今や入手はできない、メッセルピット産のコウモリ、パレオチロプテリクスの化石です。この化石の価値をご理解いただき、今後も長く大切にしてくださるオーナー様を募集させていただきます。

ネームカード
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高級カード
商品スペック
商品ID ot2208
時代 新生代第三紀(6500万--260万年前)
学名 希少性S級!今や入手不可のオールドコレクション品。博物館級。約5000万年前のドイツ・メッセルピット産コウモリ、パレオチロプテリクス(Palaeochiropteryx)の化石
産地 Germany
サイズ 本体直線計測5.8cm×5.3cm プレート全体13.6cm×11.5cm×厚0.5cm
商品解説 希少性S級!今や入手不可のオールドコレクション品。博物館級。約5000万年前のドイツ・メッセルピット産コウモリ、パレオチロプテリクス(Palaeochiropteryx)の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

ドイツの世界的化石名産地、メッセル・ピット(Messel pit)とは?
世界的な化石の産地、メッセルピットとは?

世界的な化石の産地、メッセルピットとは?

ドイツ・メッセルピットで採集されたマクロクラニオン・ツパイオドン(Macrocranion tupaiodon)の全身骨格化石。弊社売却化石。

メッセル・ピットはおよそ5000万年前の生物の化石を産することで知られています。5000万年前といえば哺乳類が大繁栄を迎える少し前の時代です。6500万年前に白亜紀、すなわち中生代が終了し、陸上においては恐竜、海中においては海生爬虫類が絶滅しました。その後哺乳類と鳥類が、恐竜と翼竜に替わって、その地位を占めました。始新世の中頃(およそ4000万年前頃)には、現世の哺乳類の多くの目(もく、大まかなグループのこと)が出現しています。

その時期には、まだ北米とヨーロッパは陸橋によってつながっていました。そんな中で、現在のドイツにあるグルーベ・メッセルは、当時、湖水群の一角にあったことが分かっています。

メッセル・ピットでは哺乳類を中心に多数の化石が採集されています。その保存状態は驚くほど良好です。

もともと、メッセルピットは炭鉱だった。

もともと、メッセルピットは炭鉱だった。

ドイツ・メッセルピットで採集された鳥の全身骨格化石。弊社販売化石。

1995年に世界遺産に登録されたメッセル・ピットですが、化石の採集の歴史は古く、1875年にさかのぼります。このとき、ワニの化石が発見されたことを皮切りに、その後20世紀にたくさんの化石が発見、採集されました。

メッセル・ピットはピットの名にあるように、もとは炭鉱で、赤鉄鉱を目的に採掘が開始されました。その後、オイルシェールの採掘が始められ、その活動のなかで化石が多く見つかりました。

1970年代に入ると、州政府が産業廃棄物の集積場にしようと計画をしたため、多くのアマチュア化石愛好家、研究者、学者から反対の声が上がり、廃棄物で埋められてしまう前に、貴重な化石を採集、保存しようと採集熱が高まった、という経緯があります。

その後、1987年にメッセル・ピットに関する国際シンポジウムが開かれ、1990年代に入ってやっと、産業廃棄物集積所になる運命を逃れることができました。

脆弱な岩質のため、特別な化石の保存方法、トランスファー法が開発された。

脆弱な岩質のため、特別な化石の保存方法、トランスファー法が開発された。

ドイツ・メッセルピットで採集されたヘビの全身骨格化石。弊社売却化石。

メッセル・ピットの化石、特に哺乳類の化石には独特の保存方法が採用されてきました。

1970年代、メッセル・ピットでの主な化石の採集方法は、まず大きな石を取り出し、層理面に沿って、薄く石を剥いでいくことからはじめました。母岩が頁岩のため、薄い石が何枚も重なっているような状態です。

この頁岩は瀝青質、つまりオイルを含んでいるため、乾くと、縮み、破損が起こります。そのため、研究室やクリーニング施設に運搬する間は、湿った状態に保つ必要がありました。当時は、水を通さないプラスチックなどで包んで湿度を維持したようです。

室内に運搬できたら、1960年代に開発された、移し替え(Transfer)のテクニックが用いられました。

化石の湿度を維持した状態で、顕微鏡等で確認しながら、骨のまわりの母岩(頁岩)を慎重に取り除いていきます。出来得る限り除去したら、なんと樹脂で全体を覆うのです。

樹脂が固まると全体をひっくり返して、裏側も同様に母岩を慎重に除去していきます。そして、再び出来得る限り、骨を露出させるのです。

最終的に、樹脂のなかに骨(の化石)だけが保存されることになります。樹脂で固定されているため、もう化石が傷む心配がありません。

一部のメッセル・ピットの化石が樹脂のなかに浮かぶように保存されているのは、このためなのです。

トランファーのテクニックとは、骨だけを残し、周囲を脆い頁岩から強固な樹脂に移し替え(Transfer)る、という意味です。脊椎動物には特に有効だったようです。こうして、瀝青質の頁岩という強敵を見事に手なづけることに成功しました。

メッセル・ピットから産する化石の保存状態が良い理由

メッセル・ピットから産する化石の保存状態が良い理由

ドイツ・メッセルピットで採集されたコウモリの全身骨格化石。弊社販売品。

メッセル・ピットから産する化石のなかには、軟体部が保存されているものも存在します。

通常、骨以外は化石として残りません。

ところが、メッセル・ピットの地層のある特徴が、これを可能にしているのです。

メッセル・ピットはオイル・シェールが採れることで有名です。15%のケロジェン(石油)が含まれていて、これは石油の原料として価値が高く、ゆえに開発の対象となったのです。

普通の堆積環境では、オイルを含め有機物はバクテリアに分解されますが、なぜかメッセル・ピットでは、それが起こりませんでした。一説によれば、5000万年前の当時、亜熱帯雨林で、湖底には大量の藻が集まっていたとされています。すると、湖底には酸素が不足し、有機物が分解されなかった可能性があります。

有機物が分解されないままでいると、ケロジェン、すなわち石油に変わります。生物の遺骸も分解が進まず、極めて保存状態の良い化石になった可能性は十分に考えられます。

メッセル・ピットから比較的大きな哺乳類の化石が見つかる理由

メッセル・ピットから、コウモリ、ネズミ、鳥、ウマなど比較的大きな哺乳類の化石が採集されます。
一方で、昆虫類の化石は比較的少ない、という特徴があります。

これは、ある程度の体重がなければ、湖底に沈まず、湖面に浮いてしまい、化石にならないから、という説が有力です。

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