注意、食べられません。石英結晶のバリエーションの一つ、南国の果物を連想させるフルーツジャスパー（Jasper） 鉱物 販売

こちらは碧玉（ジャスパー）の球体研磨標本です。ジャスパーとは石英結晶でできた鉱物の一つです。ジャスパーはバリエーションが豊富なことで知られます。模様によって様々な二つ名が付けられています。

ちなみに、このキウイのようなグリーンとパイナップルのようなイエローを呈するジャスパーは、フルーツジャスパーと言われています。南国のトロピカルな雰囲気が感じられませんか？

ジャスパーでよく見かける色として赤、緑、黄があります。こちらのフルールジャスパーは緑と黄が絶妙に混じり合い、南国フルーツを連想させる模様を造り上げています。

このグリーンなどは他の鉱物ではなかなか見ることができない不思議な味わいがあります。

冒頭でジャスパーは石英結晶でできた鉱物の一つと申しましたが、他には、玉髄（カルセドニー）やメノウ（アゲート）などがあります。その兄弟のなかで最も複雑な味わいを醸し出すのがこのジャスパーです。含有されている成分が多様で複雑なことが要因と考えられます。

石英結晶でできた美しい鉱物らは古来より装飾品として利用されてきました。研磨するだけで見事な模様を呈するジャスパーは、古代の人々にとっては、現在の宝石のような存在だったに違いありません。

無機物でありながら、有機的な味わいがある不思議な石です。

直径はおよそ５４ミリ。

１００円玉との比較。なんだか美味しそうな石です。その名ノフルーツジャスパー。