ベストコンディション、人気のレバノン産化石、美しい石灰岩に浮かぶ古代の絶滅アカエイ、サイクロバチス（Cyclobatis oligodactylus） 化石 販売

こちらはレバノンの白亜紀の地層から採集された魚類、エイの化石です。保存状態は極めて良好で、抜群と申し上げて良いでしょう。レバノンは中東に位置し、西部にはHjoulaという化石コレクターによく知られた産地があります。美しい石灰岩から主に白亜紀の海棲生物の化石が採集されることで知られています。

こちらの化石はサイクロバチスという属名を持つエイです。エイにはいくつかの種類がありますが、こちらはスティングレイと言われるグループの一種です。和名ではアカエイと言われます。主に、熱帯の温暖な海域に棲息していました。胸鰭を羽ばたかせるように動かし遊泳する姿は、迫力があります。

アカエイは現世にも棲息していますが、このサイクロバチス属は絶滅しています。ゆえにサイクロバチスの生態は想像するほかありませんが、現世のアカエイの行動様式に照らし合わせれば、おそらく、軟体動物や甲殻類、魚を捕食していたと考えられます。

横に多数の骨をうねるように動かすことで羽ばたくように動くことができます。

アカエイの尾から生えている大きな棘は脊椎が発達したものです。現世のアカエイの仲間にはこの棘に毒を持つものがいます。サイクロバチスが毒針を持っていたかは不明ですが、いかにも尖そうな棘が保存されていますね。

サイクロバチスとしては平均的なサイズではありますが、保存状態は抜群と言って良いでしょう。

裏面には小魚の化石が保存されています。石灰岩はこのように層になっていることが多いです。層ごとに化石が保存されているケースも少なくありません。

このくらいのサイズの小魚を捕食対象としていた可能性は大いにあり得るでしょう。

スタンド置きをしたときの見栄えは格別です。

左右対称です。

厚みも十分。強度もあります。

１００円玉との比較。最高のサイクロバチスと言って良いでしょう。人気のレバノン産。