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本来の形がよく保存された、米国オハイオ州産腕足類(Paraspirifer brownockeri)の化石。黄鉄鉱化。/【ot1640】
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こちらは古生代デボン紀の腕足類の化石です。しかも黄鉄鉱化しています。

3Dクリーニングが施された良質品です。米国オハイオ州産。オハイオは古生代オルドビス紀、デボン紀の腕足類の化石のよく知られた産地です。

腕足類は一見すると二枚貝のように見えますが、実はそうではありません。貝類が軟体動物であるのに対して、腕足類は腕足動物として一大グループとして分類されています。

腕足類ほど息の長い生物グループもないでしょう。カンブリア紀に現れ古生代に大繁栄をしました。その後、徐々に数を減らしていますが、なんと現世にも存在するのです。

腕足類の名が示すように、殻の後端より腕のような筋肉組織を伸ばし、それを海底に固着させ棲息しています。

見た目は二枚貝にそっくりのため、よく間違われますが、異なるグループです。

少しだけ殻の口を開けて、植物プランクトンなどを捕食したものと考えられています。

100円玉との比較。黄鉄鉱リッチな環境で堆積したため、殻が黄鉄鉱に置換された面白い標本です。本来の形が良く分かる良質品です。
商品スペック
商品ID | ot1640 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 本来の形がよく保存された、米国オハイオ州産腕足類(Paraspirifer brownockeri)の化石。黄鉄鉱化。 |
産地 | Silica Shale, Sylvania, Ohio, U.S.A. |
サイズ | 4.6cm×3.7cm |
商品解説 | 本来の形がよく保存された、米国オハイオ州産腕足類(Paraspirifer brownockeri)の化石。黄鉄鉱化。 |
腕足類とは?
腕足類(わんそくるい)とは?
腕足類は、古生代に最も繁栄した海の生物の一つで、今から約5億年前のデボン紀を中心に活躍していました。見た目は貝に似ていますが、貝類とは全く異なる系統の生物です。
■特徴は?
1.二枚貝のような殻
腕足類は、2枚の殻を持ち、その殻を上下に開閉することができました。この殻の形状が、貝類に似ているため、しばしば混同されがちです。
2.軟体の腕
殻の内部には、軟体の腕を持っており、これを使って岩などにしっかりと固定していました。流されないように固定し、安定した場所で過ごすことができました。
3.フィルターフィーディング
腕足類は動かず、プランクトンなどを濾過して摂取する「濾過摂食」を行っていました。水中を漂う小さな生物を体内に取り込み、栄養を得ていたと考えられています。
4.深海に生息
腕足類は海底深くに住んでおり、安定した水流がある場所で過ごしていました。これにより、安定した環境で生きることができました。
■絶滅した理由
現生ではあまり見かけませんが、古生代のデボン紀に大繁栄を遂げた腕足類は、ペルム紀の大絶滅などを乗り越えて長い間生き残りました。しかし、その後の大絶滅や環境変化によって、現代の海洋環境ではほとんど姿を消してしまいました。
■化石としての重要性
腕足類の化石は古生代の海洋環境や生物群の研究において非常に重要です。化石としてよく発見され、かつての地球の海の様子を知る手がかりを提供してくれます。