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最古のストロマトライトの一つ、珍しい産地、米国ミシガン州産ストロマトライトの磨き標本/先カンブリア時代（46億年 -- 5億4200万年前）【ot1556】
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最古のストロマトライトの一つ、珍しい産地、米国ミシガン州産ストロマトライトの磨き標本/先カンブリア時代（46億年 -- 5億4200万年前）【ot1556】
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こちらは、古代の地球に大量に酸素を生み出したことで知られる藍藻類の営みが化石となったストロマトライトです。
ストロマトライトといえば、縞状の層。表面が光沢を帯びるほどに磨かれて、美しいバンドが露出しています。
ストロマトライトは世界中で採集されますが、こちらは米国ミシガン州に位置する先カンブリア時代の地層から採集された、非常に珍しいのです。
ストロマトライトをコレクションするなら、一つは最古の標本を入手したいところ。こちらは先カンブリア時代の非常に古いものです。
先カンブリア時代は、カンブリア紀よりも前（先）という意味です。英語読みではプレカンブアンと言います。プレカンブリアンには、まだ肉眼で観察できるほどの大きさを持った生物は存在しませんでした。生物が多様性が生み出される前の時代と言えるでしょう。
その生物の多様性を生み出すために必要不可欠であった酸素を大量に生み出したのがこのストロマトライトの起源であるシアノバクテリアなのです。
シアノバクテリアとは藍色細菌の一種で光合成によって酸素を生み出す細菌です。基本的に水中に多いものの陸上に生息するものもいます。世界中の地層からストロマトライトが採集されるのはそのためです。
光合成をこない古代の地球の大気を酸化させた証拠がまさにストロマトライトの縞模様に隠されています。日中に光合成を行い酸素を生み出し、夜間には粘液を出して周辺の堆積物を固定していき、徐々に成長します。１年でわずか数ミリしか厚みを増しませんが、徐々に写真のような縞模様を作り出していくのです。
裏面です。
この縞模様は地球上に酸素を生み出していった証拠（プロフィール）そのものと言えるでしょう。
本標本は落ち着いた色合いが特徴的で、ストロマトライトらしい縞模様を堪能できます。
薄くカットされ、表面は光沢を帯びるほどに磨かれています。
１００円玉との比較。珍しい米国・ミシガン州産。最も古い先カンブリア時代のものです。
商品スペック
| 商品ID | ot1556 |
|---|---|
| 年代 | 先カンブリア時代（46億年 -- 5億4200万年前） |
| 学名 | 最古のストロマトライトの一つ、珍しい産地、米国ミシガン州産ストロマトライトの磨き標本 |
| 産地 | Kona Dolomite, Marquette Co., Michigan, U.S.A. |
| サイズ | 11.9cm×10cm×厚0.7cm |
| 商品解説 | 最古のストロマトライトの一つ、珍しい産地、米国ミシガン州産ストロマトライトの磨き標本 |
ストロマトライトとは？
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト！ この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成（生命エネルギーの生成）を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩（かっぽ）しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝！
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻（らんそう）類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている？
30億年前以上、藍藻類（らんそうるい・シアノバクテリアとも）の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する？
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
