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古代の海中に生息していた、今はなき、ユタ州産筆石ディディモグラプトゥス(Didymograptus sp.)/【ot1504】
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こちらは米国ユタ州産のフデイシの化石です。フデイシはカンブリア紀から石炭紀まで生息していた化石動物で、現在には絶滅していません。

フデイシの名前の由来は表面に見えている模様が筆で描かれたよう、とか形が筆に似ているから、とか言われていますがいかがでしょうか?

フデイシが属するグループが現在には存在しないため、どういう生物だったかにわかには想像しがたいのですが、その姿は様々で、これがフデイシの形というものがありません。こちらのフデイシ、ディディモグラプトゥスは鋭い山型をしているので、ひと目で判別ができます。

その生態もいまだ謎が多くはっきりと分かっていないロマンあふれる生物です。

種類によって、生態もさまざまだったようですが、自由に海中を漂うタイプと岩などに根をはるタイプの2種類に分かれていたようです。

ディディモグラプトゥスは枝分かれの部位に根のようなものが存在するため、そこを基点として岩に張り付いていた可能性はありますが不明です。

こちらは裏面です。

ディディモグラプトゥスはフデイシのなかではかなり後の時代(オルドビス紀後期)の生物です。フデイシの進化系と言って良いでしょう。

100円玉との比較。古代の海中に生息していた、今はなき化石動物フデイシの非常に良質な標本です。
商品スペック
商品ID | ot1504 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 古代の海中に生息していた、今はなき、ユタ州産筆石ディディモグラプトゥス(Didymograptus sp.) |
産地 | Fillmore Formation, Millard County, Utah, U.S.A. |
サイズ | 本体3.7cm / 母岩含め全体8cm×7.5cm×1.1cm |
商品解説 | 古代の海中に生息していた、今はなき、ユタ州産筆石ディディモグラプトゥス(Didymograptus sp.) |
この商品を購入されたお客様のお声
つい先日きれいならせん状のモノグラプトゥスの良質標本が入手できたので,次は直線状のディディモ-かテトラ-が有ればいいなと思っていた矢先にいきなりディディモ-の模式的な標本が出たので,飛びつきました.嬉しい偶然です.以前にも同様のことがあったので,「セブンさん」の神通力には驚きです.それはさておき,このような動物が我々脊椎動物のはるか祖先(脊索動物)のさらに祖先(半索動物)?と思うと,不思議な気がします.
北海道/男性
筆石とは?
筆石の学名『Graptolithina』は、ギリシャ語で「書くもの」を意味する『graptos』と「岩」を意味する『lithos』から付けられました。岩という字はありますが、筆石は石や岩ではありません。
その名のとおり筆で書いたかのような形をしてはいましたが、動物群の一種なのです。では何故、「岩」を意味する言葉がつけられたのでしょうか?
それは発見当初、石の一形態として考えられていたためです。筆石はカンブリア紀中期から石炭紀前期に世界各地の海で生息した半索動物門で、サンゴの様にひとつの骨格に個虫とよばれる小さな生き物が集まってできた生命体です。
絶滅するまで多くの種が存在し浮遊生活するものと海底生活するものがいました。個々の種の存在期間はとても短かったので、地質時代を知るのに使用され古生代の示準化石として重視されています。
また、私たち人間を含む脊椎動が、ウニやヒトデなどの棘皮動物から脊髄の原形をもつホヤなどの脊索動物を経て脊髄動物に進化したと考えられているのですが、筆石が属する半索動物は棘皮動物と脊索動物のそれぞれの共通点をもっていて両者をつなぐ存在として注目されています。