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最大周長10cm超!格安!長さ12cmのスピノサウルス巨大歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di457】
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最大周長10cm超!格安!長さ12cmのスピノサウルス巨大歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di457】
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最大周長10cm!長さ12cmのスピノサウルス巨大歯化石です!
恐ろしい形相のスピノサウルスは、白亜紀の前期から中期、北アフリカ一帯に生息していた暴れん坊恐竜です。地球上に存在した肉食恐竜で最大サイズの可能性が高く、頭骨だけで2m、最大18mもの巨体を誇ります。
この太さと長さ!尋常ではありません。スピノサウルス12cmの歯は間違いなく巨大歯の域に入ります。
ルート部分。非常にきれいに保存されています。
スピノサウルスといえば、この縦に入った溝が特徴。この縦筋で、主食とされる魚類を突き刺して捕えていました。この摩擦によって、ぬるっとした魚を捕まえやすいよう、歯の構造に工夫がなされています。
右側の小さな歯化石、同じスピノサウルスの歯なんです。巨大歯と比べてみてください。これほどサイズが異なるのです。本標本の巨大ぶりは、重さにも表れています。1本の歯の重さが114gもあります。
とにかく長く太い!裏面をご覧いただいています。モロッコ産らしい、美しい色に置換しています。
スピノサウルスといえば、カルカロドントサウルスとともに、化石標本が戦争によって焼失した話で有名です。
貴族の出であり、考古学者であったドイツ人、エルンスト・シュトローマーによって発見されたのがスピノサウルスです。標本は発掘後ドイツのミュンヘン博物館に移動・展示されていたのですが、この博物館がナチス司令部の近くにあったために、1944年のミュンヘン大空襲の折、カロカロドントサウルスの化石と同じく空爆で焼失してしまいます。
第二次世界大戦の真下、スピノサウルスのコレクションが焼けてしまうのではないかと危惧していたシュトローマーは、大事な化石標本を別の場所へ移動するよう働きかけていたのですが、その思い虚しく、一連の行為が反ナチス行為とみなされてしまって、軍から脅迫を受けることとなります。
シュトローマーが標本保護の活動を行なったことで、ドイツ軍にいたシュトローマーの3人の息子達は、仕打ちに最も激しい戦地へ追いやられ、そのうち2人は戦死してしまいます。シュトローマーのアフリカ大陸での大発見は、歴史に翻弄され悲しい出来事とともに締めくくられるのです。
のちの数十年間、とてつもないこの巨大な恐竜の化石は見つかることなく、スピノサウルスは謎の多い恐竜として、全体像もつかめないまま時は過ぎていきます。研究者は幾度となく焼失したスピノサウルスの化石を悔やんだことでしょうか。
そして、今世紀に入って、やっとスピノサウルスの標本がみつかり、この巨大肉食恐竜の全貌がだんだんと明らかになってきました。今でこそ恐竜図鑑には、その奇妙な像が掲載されていますが、ここに至るまでにどれほどの学者や発掘者、研究者がスピノサウルスの解明を望んでいたことでしょう。
2001年公開の映画「ジュラシック・パークⅢ」では、早速スピノサウルスがティラノサウルスの戦闘相手として登場しています。ここでは、スピノサウルスが勝利していますが、本当のところは分かりません。映画を監修をしていた考古学者ジャック・ホーナー氏は、ティラノサウルスを戦闘型恐竜というよりは腐食性賛成派だったため、このような描き方をしたのではないかと言われています。
スピノサウルスは、歴史に翻弄された恐竜化石という悲劇から一変、最強といわれるティラノサウルスの存在を脅かす巨大肉食恐竜として、現在はその地位を誇っています。ちなみに、本写真では、スピノサウルス in スピノサウルスという珍しい構図になっておりますが、お分かりいただけるでしょうか?
荒々しいまでにぶっといこのルート部分。手に持つと化石とはいえ、背中がゾクっとします。
円錐形、ふちにはギザギザがなく、表面に溝があるこの形。ワニの歯によく似ています。
数十年越しの、スピノサウルス発見の感動を共有できるに相応しい歯化石です。
商品スペック
商品ID | di457 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 最大周長10cm超!格安!長さ12cmのスピノサウルス巨大歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 12cm(ロングカーブ) |
商品解説 | 最大周長10cm超!長さ12cmのスピノサウルス巨大歯化石の登場です。 スピノサウルスは、長年、謎の多い恐竜として研究者の頭を悩ませてきました。 近年、化石が発掘され、それまで最大と言われていたティラノサウルスを上回る体長を上回っていたことが解明され、注目を集めている肉食恐竜です。 今回は、滅多に出回らない12cm級の巨大サイズをご紹介できることになりました。 周長も10cmオーバーと、全てがド迫力の歯化石です。 これぞ獣脚類!といった凶暴な肉食恐竜の醍醐味をストレートに感じられる標本です。 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。