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社史に残る1本!歴代トップクラス、いや、トップといって良い。極めて希少なディノニクス(Deinonychus)のフットクロウ化石/【di1723】
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恐竜化石コレクター、特に獣脚類の愛好家には、まさにたまらないアイテムでしょう。こちらは、あのデイノニクスのフットクロウの極上標本です。デイノニクスのフットクロウ……、なんと甘美な響きでしょうか、まさに恐竜化石コレクター垂涎の標本です。その希少性は「歴代トップクラス」どころか「歴代トップ」と申し上げて良いほど……。入手困難でありながら、その人気は圧倒的。非常に高い希少性と絶大な人気を兼ね備えた、まさに特別な存在です。実際、弊社17年の歩みの中で、デイノニクスのフットクロウは初めての取り扱いです。
この標本は10年以上にわたり、国内有数のヘビーコレクターのもとで大切に保管されてきたオールドコレクション。入手当時の抜群の保存状態をそのまま維持し続けており、実物は写真以上に、この上なく良好なコンディションです。産地は白亜紀後期、恐竜化石の聖地として知られる米国モンタナ州ヘルクリーク累層。まさに夢とロマンを宿す一点です。

紫外線テストを実施済みで、修復痕はほとんど確認されません。極めて高いナチュラル度を誇る一点です。
それにしても、この形状は何と美しいのでしょう。太く力強い根本から、優美なカーブを描きつつ鋭く湾曲し、最後は非常に鋭利な先端へと至る……まさに美しさと迫力を兼ね備えた造形です。

後肢の爪と聞いて、デイノニクスのファンやコレクターであれば、真っ先に気になるのは「キリングクロウ(シックルクロー)」かどうか、という点でしょう。キリングクロウとは、第2趾の先端にある末節骨を指します。大きな鎌状のかぎ爪で、歩行時には地面から持ち上げられて摩耗することがなく、獲物を捕食するときだけ振り下ろされたとされる、あの象徴的な爪です。
その使用方法については現在も議論の途中であり、実際にどう使われていたのかは不明な点も残されています。しかし、デイノニクスを象徴する部位であることに疑いはありません。
さて、こちらの標本を改めて見てみると、強いカーブを描き、鋭い先端を備え、基部が厚く膨らんでいます。ラプトル類の第2趾爪の形状と酷似しており、シックルクローである可能性が非常に高いといえます。

側面から撮影しました。見事なカーブを描き、鋭い先端へと収束しています。中央には血抜き溝も明瞭に観察され、まさにパーフェクトといえる保存状態です。

その血抜き溝をアップで撮影しました。血抜き溝とは、爪の中央に沿って縦方向に見られる浅い溝で、ここには血管が通っていたとされています。化石では骨(末節骨)の部分しか残りませんが、生前にはその上をケラチン製の鞘(カバー)のような組織が覆っていたと考えられます。

非常に太いルート部分。よく見ると、根元は爪の先端に向かう収束部分とは異なり、いわゆるスポンジ状の構造が観察されます。このスポンジ構造をもつ骨組織は、爪化石だけでなく、トリケラトプスの角や各骨の骨端部などにも見られるものです。
これは、骨をすべて緻密な構造で作ると非常に重くなるため、内部を「梁(trabeculae)」で組んだスポンジ状にすることで、重量を大幅に減らしつつ必要な強度を維持する……そのような進化の結果だと考えられています。また、強い力が加わったときにも、内部がスポンジ状であることで衝撃を柔軟に吸収し、破断を防ぐ効果があったのかもしれません。
特に爪は、歯と違って一度折れてしまえば再生することのない部位です。ラプトル類にとって後肢の爪は、獲物を狩るための必須の武器であり、破断を防ぐことは極めて重要だったはずです。

反対側にも、収束部分に沿った血抜き溝が明瞭に保存されています。両面ともに、まさに「パーフェクト」。これ以上は望めない、完璧な保存状態を誇ります。

右面のルート部もクローズアップで撮影しました。細部まで余すところなく、その全貌をご覧いただければと思います。

最近の研究報告によれば、デイノニクスは現生の猛禽類のように獲物へ飛びかかり、体重で押さえ込んだうえで、この爪で獲物を固定しながら噛み付いたのではないかと考えられています。
かつて広く想定されていた「キリングクロウ(シックルクロウ)で一撃のもとに仕留める」というハンティングスタイルは、現在では否定されつつあります。

こうして手に載せてみると、立体感がいっそう伝わるのではないでしょうか。根元部分にはしっかりとした厚みがあり、鋭く収束する先端部を力強く支えていたことが分かります。

ルート部の断面を撮影しました。スポンジ状の骨組織(trabecular bone)がよく分かる一枚です。遠目では分かりにくいものの、近づいて観察すると非常に細かな空隙が連なっているのが確認できます。前述のように、軽量化を図りつつ強度を維持し、さらに柔軟性を高めることで強化されていたのでしょう。恐竜の骨化石を観察する際には、ぜひこのスポンジ状の骨組織に注目してみてください。

写真の長辺を計測すると、およそ71ミリあります。

100円硬貨との比較写真です。弊社17年の歩みの中で、初めて取り扱う標本となります。まさに社史に刻まれる一品。生涯の宝物として大切にご愛蔵いただけるコレクターを募集いたします。
商品スペック
商品ID | di1723 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 社史に残る1本!歴代トップクラス、いや、トップといって良い。極めて希少なディノニクス(Deinonychus)のフットクロウ化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | ロングカーブ計測7.1cm |
商品解説 | 社史に残る1本!歴代トップクラス、いや、トップといって良い。極めて希少なディノニクス(Deinonychus)のフットクロウ化石。Hell Creek Formation, Monatana, U.S.A. |
デイノニクスとは?
ディノニクス(Deinonuachus)
産地(さんち) アメリカ
時代(じだい)
中生代白亜紀前期(約1億4400万年~9900万年前)
分類(ぶんるい)
獣(じゅう)脚類(きゃくるい)
全長(ぜんちょう)
2.5~4メートル体重50~70キロ
名前の由来(ゆらい)
おそろしいかぎ爪
特徴(とくちょう)
小型の肉食恐竜・足にするどいかぎ爪
デイノニクス?ヴェロキラプトル?
ディノニクスとヴェロキラプトルあの有名な映画「ジュラシックパーク」に出て一躍有名になった恐竜の中に、ヴェロキラプトルという小型の肉食恐竜がいます。ヴェロキラプトルは、ディノニクスの近縁種で、一回り小さい肉食恐竜です。ヴェロキラプトルは、現在の研究では犬くらいの大きさであったと言われているのですが、ジュラシックパークに出てくるのは、人間よりはるかに大きく表現されています。実は、映画に出てきたヴェロキラプトルは、正確にいうと現在のディノニクスだそうです。映画が放映された当時、ヴェロキラプトルとディのニクスは同一種であるという説が有力でした。ですから、これに従いヴェロキラプトルがディノニクスのように大きく作られたのです。現在では両者は同一種でないとされています。
デイノニクスが素早く動けた理由とは?
恐竜の体温体温を調節することは、今の私たちも、恐竜たちも生きる上でとても大切なことです。恐竜には2種類の体温があったようです。一つは、今の爬虫類や両生類などと同じ「外温性」。これは、日光などで体を温め活動し、気温が下がると体温が下がるといった、体の中で熱を作らない仕組みです。一方「内温性」といわれる仕組みもあります。鳥類や私たち哺乳類のように、ご飯をたくさん食べて体の中で熱をつくり、体温を常に一定に保つ仕組みです。気温に左右されず活動できます。さて、ディノニクスはどっちのタイプだったと思われますか?今のところ、ディノニクスは「内温性」だと考えられています。その根拠は、ディノニクスが賢いハンターだったことにあります。強力なするどいかぎ爪で敵を襲って狩りをしていたので、いつも動きまわっておく必要があったので、常に体を温めておく必要があったからです。