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ベリーレア! モリソン層産ステゴサウルス(Stegosaurus)の頸肋骨化石……市場流通ほぼ皆無の機能満載の骨化石/【di1715】
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こちらは、ジュラ紀後期(約1億5,000万年前)の北米に生息していた巨大な草食恐竜、ステゴサウルスの頸肋骨(けいろくこつ)の化石です。
ステゴサウルスといえば、背中にそびえる大きな骨質プレートと、尾の先に並ぶ鋭い4本のスパイクが象徴的です。頭部は比較的小さく、前方へすっと伸びる長い首を持っていたことでも知られています。
では、この頸肋骨(頸肋)とは何でしょうか。頸肋は、首の椎骨(頸椎)から横に張り出す、肋骨に似た細長い骨です。私たちヒトを含む現生の哺乳類では、進化の過程でほとんどが失われ、まれに小さな痕跡として残る程度です。
一方、恐竜ではこの頸肋が発達し、長い首を支え、安定させるための重要な役割を担っていました。長大な首を持つ彼らにとって、まさに“陰の力持ち”ともいえる骨だったのです。

写真の左側が椎体側、上が肩甲骨側、右が肋骨側です。大きく強固な肩帯と付着することで、長く重い首を支える役割があったと考えられます。
私たちヒトは二足歩行によって、頭部や首の重さを胸や体全体で支えることができます。また、首が短い生物も同様で、首の根元にかかる圧力はそれほど大きくありません。
しかし、恐竜は非常に首が長く、しかも重いため、それを支えるための補強構造が必要だったと考えられます。この頸肋骨は、左側で首の骨(頸椎)と、上側で背中側の肩帯と、右側で体(肋骨)と結びつき、首の重さを大きな体で受け止め、分散させる役割を果たしていたのでしょう。
進化の過程で、この頸肋は徐々に失われ、現生の哺乳類の多くは必要としなくなりました。ちなみに、同じく進化の中で失われた骨として有名なのが尾てい骨です。
尾てい骨は、かつて尾を持っていた祖先の名残で、現生人類では外から見える尾はありませんが、骨盤の後方に小さな骨の塊として残っています。本来は尾の動きを支える重要な役割を果たしていましたが、直立二足歩行の進化に伴い、その機能は不要となり退化しました。それでも、骨盤底の筋肉や靭帯の付着部として残っており、「過去の名残でありながら、現在も静かに役立っている骨」と言えるでしょう。

保存状態は申し分なく、まさにベストクオリティと呼べる標本です。深い褐色は、恐竜化石コレクターなら一目で分かる、モリソン層特有の風合い(モリソンブラック)。具体的な産地は「Bone Cabin Quarry, Albany County, Wyoming, USA」で、この地域では今もなお、ジュラ紀の恐竜骨化石が発掘され続けています。

肩帯と付着していたと考えられる突起部分です。頸肋骨は左右一対あり、頸椎の両側に細い梁のように伸びていました。これによって首の曲げやねじれが抑えられ、姿勢の安定に寄与していたと考えられます。さらに、筋肉や腱の走路としても機能し、頭を下げたり、左右に向けたりする動きを助ける働きもあったでしょう。

肋骨に近いセクションです。首の根元は負荷が集中しやすい部位です。その強い負担を、頸肋骨は筋肉や腱を介して胸郭や肩帯の強固な部分へ逃がすように働き、首だけに負荷が集中しないようにしていたと考えられます。筋肉や腱と柔軟につながることで、首を固くしすぎず、必要な方向には自在に動かせる一方で、全体として安定させる“補強パーツ”のような役割を果たしていたのでしょう。
恐竜は、この頸肋のおかげで。もしかすると、肩こりとは無縁だったのかもしれません。
首が短くなり、さらに二足歩行へと進化した私たちヒトは、こうした補強構造を必要としなくなり、頸肋骨は徐々に失われていったと考えられます。

ご覧のとおり、欠損部位がなく、立体的な姿のまま保存されています。一般的な脊椎骨の化石であっても、棘突起や横突起が失われ、椎体だけになっているものが大半です。しかし、このように複雑な形状をもつ頸肋骨が、完全な形で化石として残っている例は極めて珍しく、まさに特別感のある価値あるコレクションといえるでしょう。

この保存状態をご覧ください。ステゴサウルスの化石というだけでも希少ですが、その中でも頸肋骨は極めて珍しい部位です。しかも、それがこれほど良好な状態で残っているのですから、知れば知るほど、その価値の高さを実感していただけるはずです。

三方向に骨が伸びた特殊なシルエットが実に印象的です。

表面は十分に安定しており、崩れや劣化はございません。今後もこの状態を保つため、冷暗所での保管をおすすめいたします。

化石化の過程で、もともとの骨の成分が鉱物に置き換わり、独特の色合いと質感が生まれています。

左右約16センチ弱。背板やスパイクのような派手さはありませんが、ステゴサウルスの長い首を支えた、いかにも恐竜らしい、力強い生態を物語る逸品です。

100円硬貨との比較写真です。希少なステゴサウルスの化石の中でも、とりわけ入手困難な部位、頸肋骨の標本です。三方向に分かれた各突起が見事に保存され、表面のテクスチャーも精緻に残されています。モリソン層特有の深い褐色が、コレクターの所有欲を満たす特別な一品です。

こちらは、頸肋骨(赤い部分)の位置を示したイラストです。肩甲骨と首、そして肋骨の境目に位置し、長く重たい首を支える役割を果たしていました。
商品スペック
商品ID | di1715 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | ベリーレア! モリソン層産ステゴサウルス(Stegosaurus)の頸肋骨化石……市場流通ほぼ皆無の機能満載の骨化石 |
産地 | Morrison Formation, U.S.A. |
サイズ | 15.9cm×6.6cm×厚1cm |
商品解説 | ベリーレア! モリソン層産ステゴサウルス(Stegosaurus)の頸肋骨化石……市場流通ほぼ皆無の機能満載の骨化石 Bone Cabin Quarry, Albany County, Wyoming, U.S.A. |