- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- ティラノサウルス・レックスの化石販売
- ベリーレア!本来の形状が見事に保存されたティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の趾骨(中節骨と推定)化石
ベリーレア!本来の形状が見事に保存されたティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の趾骨(中節骨と推定)化石/【di1710】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある

SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら

こちらは、米国モンタナ州パウダーリバー郡のヘルクリーク累層から採集された、ティラノサウルス・レックス幼体の足指の化石です。足の指は、先端から順に末節骨(爪を支える骨)、中節骨、基節骨、そして中足骨と連なります。本標本の正確な部位の同定は難しいものの、形状から判断して、おそらく中節骨(爪に続く部分)であると推測されます。爪そのものではないのは明らかであり、過去に取り扱った基節骨と比べても、より細身で、相似形とはいえません。
標本の長さは約7センチ。中央部がくびれており、本来の形状が見事に残されています。同時代・同地域にはラプトル類も生息していましたが、彼らの足指はより繊細で華奢であるため、本標本とは明らかに異なります。
ティラノサウルス・レックスの標本はどの部位に限らず、大変人気が高く稀少です。今後も末永く大切にしてくださる新オーナーを募集しております。

注目すべきは、その保存状態です。左側は末節骨と接する丸い骨端がよく保存されています。表面の細かいテクスチャーもよく保存され、素晴らしい質感を保っています。念のため中足骨の可能性も考えてみますが、中足骨はより長く棒状で、端部が平たく広い関節面を持つのに対して、こちらの標本は、骨の中央がキュッと締まっており、それに対して端部が大きく広がり、丸まっている点で明らかに異なります。末節骨(爪骨)でないのは、形状的に明らかです。

垂直方向(下側)からご覧いただくと、その厚みがよくわかります。以前取り扱った、一つ根元側の基節骨と比べると、やや華奢ではありますが、それでも十分に分厚いことが確認できます。リコンストラクションなどの手が加えられていない、極めてナチュラルな標本です。

上面を撮影しました。中央部には空洞が見られますが、各部は非常に丁寧に接着されており、その内部を観察できる状態になっています。この空洞はレジン等で充填することも可能ですが、プリパレーターは、あえて、このナチュラルな状態を維持するために、接着のみにとどめたと考えるべきでしょう。その意図を尊重し、このままの状態を維持していただければと思います。標本はこの状態で安定しており、丁寧に取り扱っていただければ強度に問題はございません。

本来の形状を極めて良好に保持しており、ほぼ完全といって差し支えない保存状態です。

基節骨に連続していたと考えられる部分をクローズアップ撮影しました。ご覧いただけるように、修復の加えられた箇所はなく、本来の組織がそのまま保存されています。

こちらは末節骨(爪骨)に連続していたと考えられる骨端です。ご覧いただけるように、本来の形状が極めて良好に保持されています。

根元側から撮影しました。こちらの標本は、米国モンタナ州のパウダーリバー盆地で採集されたものです。この地域は全米でも有数の大規模な石炭産地として知られています。また、白亜紀後期から古第三紀にかけて厚い地層が堆積しており、西部内陸海路(Western Interior Seaway)に関連する海成堆積物と、内陸の湖や湿地で形成された陸成堆積物が重なっています。
その中には、白亜紀末期マーストリヒチアンに属する地層が含まれており、代表的なものにランス層やヘルクリーク累層があります。やや古い地層としてフォックスヒル層も存在し、これらの地層からはティラノサウルス・レックスをはじめとする恐竜化石が数多く発見されています。今回の標本は、その中でもヘルクリーク累層から採集されたものです。

左右約7センチほどあります。中節骨とはいえ、さすがはレックスというべきでしょうか、かなりの大きさがあります。

100円硬貨との比較写真です。こちらは、米国モンタナ州パウダーリバー盆地のヘルクリーク累層から発見された、ティラノサウルス・レックスの足指(中節骨)と考えられる化石です。保存状態は極めて良好で、全体の形状が見事に残されています。修復などは一切なく、自然のままの姿をとどめた標本です。

中節骨の位置をイラストで示しました。これまでの標本との比較や形状の特徴から、中節骨と判断しましたが、ひとつ前の骨である可能性も否定できません。また、どの足指に属するものかについても明確ではありません。少なくとも第1趾ではないと思われますが、第2〜第4趾となると区別は困難です。
商品スペック
商品ID | di1710 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ベリーレア!本来の形状が見事に保存されたティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の趾骨(中節骨と推定)化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 7.2cm×4cm×厚3.4cm |
商品解説 | ベリーレア!本来の形状が見事に保存されたティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の趾骨(中節骨と推定)化石 |
ティラノサウルスとは?
白亜紀の暴君、最強の恐竜、ティラノサウルスの知られざる秘密
1990年に発見された通称スーが最大の化石骨格で体長13m、推定体重は6tです。これはアフリカ象の中でもスーパーヘビー級の固体と同等かそれ以上の体重です。
異様に大きく、巨大な頭部骨格
最強の恐竜といわれるティラノサウルスは、体から比べても相当に頭部骨格が大きいことが分かっています。太くて長い歯、頑丈で大きなアゴを使い、獲物の肉を食いちぎり、噛み砕くように進化したのでしょう。これは他の獣脚類であるスピノサウルス、アロサウルス、アルバートサウルス、ディロング、タルボサウルス等と比べても、言えることです。
異様に小さい前肢
体はがっちりと巨大で、それにふさわしい後肢とかぎ爪を持っていましたが、それに比べて前肢は極端に小さいことで有名です。前肢は基本的に仮に使用していなかったのかもしれません。前肢の用途についてはさまざまな説があります。面白い説としては起き上がるときに補助的に使用した、というものがあります。
巨体を支える合理的な肢先の構造
1m近く巨大な足の甲から爪にかけての構造は非常に合理的に出来ており、6tにも及ぶ現生の巨像をはるかに超える体重をしっかりと受け止めることができました。研究者によれば、この肢の甲に構造には体重を支える特別な構造をしていたことが分かっています。
巨大な後肢は、他の獣脚類の中でも最も比率が大きいことが分かっています。巨大な頭と巨大な肢で特徴付けられるのがティラノサウルスであるといえます。
ティラノサウルスの眼
ティラノサウルスの眼は現生の肉食動物のライオンやトラと同様、前方を見据える形についていました。これはティラノサウルスは外敵が少ないハンターであったことをあらわしています。草食動物のように常に周りからの攻撃に配慮する必要がある動物の眼は左右が離れて付いています。
ティラノサウルスの嗅覚
ティラノサウルスの嗅覚は非常に発達していたと考えられています。わずかな血のにおいも見逃さなないハンターの鼻です。
画像「tyrannosaurus」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
シカゴのフィールド博物館
ティラノサウルスの歯
ティラノサウルスの歯は非常に太く長いのが特徴です。他の獣脚類に比べてもその特徴は明確で、切り裂くというよりは噛み砕くのに適していました。歯根(歯額の中に埋まっている部分)も非常に長かったという事実がよりこの特性を裏付けています。歯茎より上、つまり見えている部分が7-8cmにも関わらず、歯茎に埋まっている部分が22-23cmという化石が実際に発見されています。
ティラノサウルスには羽毛があった?
一部の研究者によれば、ティラノサウルスは羽毛で覆われていた、という説があります。寒暖の激しい期間を乗り切るために、体を温めるために羽を持っていたというのです。また、他の説では子供のころに羽毛があったとしても、大人になれば体温が高くなることが考えられ、完全になくなっていたのではないか、というものがあります。そもそも、この羽毛論の発端は、同じ獣脚類であるコエロフィシスやディロングの羽毛の痕跡付き化石が発見されたことにあります。コエロフィシスやディロング(ファイナルファンタジーのチョコボにそっくり)はかなり小さい恐竜であることから体温を失いやすく、羽毛をまとっていたのかもしれません。そうであれば少なくともティラノサウルスの子供には羽毛が存在した可能性はあります。
ティラノサウルスの寿命は何歳?
前述の巨大化石、「ス-」を調べると、年齢は28歳であることが分かりました(骨の状態で判断が可能)。また、化石を詳しく調べると、かなり痛んだ骨であることが分かり、寿命が近いのではないかと考えられました。従いまして、ティラノサウルスの寿命は30歳前後だと推測されています。ティラノサウルスは20歳くらいまで成長し、その後、徐々に老化していきました。5歳以下の若いティラノサウルスは必ずしも最強とは言えなかったようです。
ティラノサウルスは脚が速い?遅い?
ティラノサウルスはどのくらいの速度で走ることが出来たのでしょうか。一部の研究者は時速60kmで走ることができたと主張しましたが、現在では、骨や体のバランスなどから時速30kmにも満たない速度だったと考えられています。この点からトリケラトプス。エドモントサウルスのような比較的鈍足の草食恐竜を身を潜めて待ち伏せして狩をしたのではないかと考えられます(実際にトリケラトプスの化石からティラノサウルスの噛み跡が発見されています)。またワニなども狩りの対象になったと考えられています。
ティラノサウルスの狩りは単独行動?それとも集団行動?
ティラノサウルスと同じ北米の大型獣脚類のアルバートサウルスが大人と子供の化石が同箇所で発見されたことから、獣脚類といえど、集団で狩りをしていたことが明らかになりました。このことから、ティラノサウルスもその可能性があるのではないか、と考えられています。
死肉もあさった?
ティラノサウルスの嗅覚は非常に敏感であることから、死体のにおいをかぎつけることは容易であったと考えられます。その為、死肉をあさることも決して珍しくなかったでしょう。
ティラノサウルスの起源はアジアにある
恐竜コレクターの永遠のアイドル、ティラノサウルスにも同じタイプの仲間が世界各地に沢山いました。ここで簡単に紹介しましょう。
我々日本人にとってうれしい?事実
ティラノサウルス類は実はアジアから生まれました。ティラノサウルスの仲間は中生代の白亜紀になってアジアに現れました。この頃のティラノサウルスの祖先は非常に小さく、体長3mにも満たないものでした。彼らが当時、アジアとつながっていた北米へと渡り白亜紀後期にあの超巨大獣脚類のティラノサウルスが現れることになったのは意外と知られていません。さて、そのアジアで生まれた祖先をご紹介します。
シャンシャノサウルス 体長 3m 白亜紀後期 中国
さてなぜシャンシャノサウルスはティラノサウルスの仲間と判明したのでしょうか。それは、ティラノサウルス類に共通の特徴が存在したからです。
ティラノサウルス類共通の特徴
頭部骨格の眼の後ろの部分がBの字をしている左右の鼻の骨が結合し、強固になっている
この特徴を持った恐竜が世界各地で見つかり、ティラノサウルスの仲間であると考えられています。当時世界はアフリカを除いて陸続きであったことから、アジアから北米に大きく移動していきました。移動するたびに体を大きく、白亜紀後期それも隕石衝突の直前に最も巨大化します。それが皆さんがよく知るティラノサウルス・レックスなのです。
モンゴルアリオラムス 体長 5m
タルボサウルス 体長 9m
アレクトロサウルス 体長 5m
北米 アウブリソドン体長 3m
ダスプレトサウルス 体長10m
アルバートサウルス 10m
ゴルゴサウルス 9m
実は日本にもティラノサウルスの仲間がいたといわれています。つまり、前述の特徴をもった恐竜の化石が発見されました。石川県白山市でただ1本の歯が発見されています。
ティラノサウルスとスピノサウルス、いったいどっちが強いのか?
ティラノサウルス科最強の証、D型歯の秘密
ティラノサウルスの頭部はどれくらい大きかったの?
人間の男性と比較!あなたは大きいと感じますか?それとも・・・。