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モリソン・ブラック!恐竜ファンの心を躍らせる逸品。かつてない最高レベルの保存状態を誇る、カマラサウルス・グランディス(Camarasaurus grandis)の歯化石/【di1703】
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恐竜化石コレクターの皆様に贈る、「宝物」標本をご紹介いたします。こちらは、北アメリカに生息していたジュラ紀後期(約1億5,500万〜1億4,500万年前)の竜脚類恐竜、カマラサウルスの「完璧」な歯化石です。この黒褐色の色合いからもお察しいただける通り、アメリカ西部に広がるモリソン層から発見されたものです。
カマラサウルスは、恐竜研究が早くから活発に行われてきた北米の恐竜であり、竜脚類の中でも特に知見の豊富な種類といえるでしょう。こちらの歯化石は、カマラサウルス4種のうち最も早く発見された Camarasaurus grandis(グランディス種)に属します。
カマラサウルスは、時代の変遷に伴い、C. grandis → C. lewisi(ルイシ種)→ C. supremus(スプレムス種)へと進化を遂げたと考えられています。また、C. lentus(レントゥス種)という種も存在し、これは最初期の C. grandis と生息時期が重なりますが、比較的早期に姿を消しました。
この歯化石を、ぜひ上から下までじっくりとご覧ください。かつて、これほどのサイズ、そしてこれほどの保存状態を誇る標本を目にしたことがあるでしょうか。少なくとも、私はありません。しかも、本標本は100%ナチュラルで、欠損箇所も一切ございません。これを「パーフェクト」と呼ばずして、何と呼ぶべきでしょう。
まさに、恐竜コレクター、特に竜脚類を愛する方々にとっては垂涎の的ともいえる、至高のコレクターズアイテムです。

さらに接写を行いました。モリソン層特有の黒褐色の色合いと、緻密に残されたディテールが、この化石を特別なものにしています。竜脚類は、言ってみれば、現代の食物連鎖におけるゾウのような存在です。確かに、同時期・同地域には、アロサウルスという非常に強力なハンティング能力を持つ恐竜が存在していましたが、カマラサウルスの成体ともなれば、彼らでさえ手出しできなかったでしょう。
それゆえ、生態系全体に占めるカマラサウルスの個体数は、きわめて少なかったに違いありません。実際、カマラサウルスの化石自体、非常に稀であり、また、これほどの保存状態を保つ歯化石は、少なくとも弊社においては初めての入荷です。

歯根の一部までが残されており、レプリカのベースとなるような、まさに完品といえる標本です。
カマラサウルスの研究の歴史は非常に古く、1877年まで遡ります。日本では明治維新から約10年が経過した頃にあたります。同年の春、コロラド州カニオンシティ近郊で、地元の採集家オラメル・ウィリアム・ルーカス氏が大型の椎骨を発見し、それを当時フィラデルフィアにいた、あの有名な古生物学者エドワード・ドリンカー・コープに送付しました。
この椎骨は新種と判定され、特徴的な椎骨の構造から、「空洞のトカゲ」を意味する Camarasaurus(カマラサウルス)と命名されました。
この時代、ご存じの方も多いと思いますが、コープはオスニエル・チャールズ・マーシュのチームと激しい恐竜化石発掘競争、いわゆる「ボーンズ・ウォー(骨戦争)」を繰り広げていた最中でした。
マーシュもカマラサウルスに注目しており、独自の見解に基づき「モロサウルス」という新属を提唱し分類を進めていました。しかし、20世紀初頭に再評価が行われ、マーシュのモロサウルスは、コープが命名したカマラサウルス属と同一とされ、結果的にコープ側の命名が採用される形となりました。この一件では、コープに軍配が上がったのです。
その後も、アメリカ自然史博物館やフィールド自然史博物館などが、新たな標本を次々と収集しました。中でも、1899年にワイオミング州ボンキャビン採石場で発見された完全な頭骨と下顎の標本は、カマラサウルス研究の大きな飛躍となりました。
さらに1967年には、保存状態の良好な脊椎骨の大部分が発見され、研究はさらに加速。最終的に、現在有効とされる4種(C. grandis, C. lentus, C. lewisi, C. supremus)に分類されるに至りました。
このように、カマラサウルスは、一人のアマチュアハンターによる発見から始まり、やがて最も研究が進んだ竜脚類の一つといえるほど、豊富な知見が蓄積された恐竜となったのです。

側面から撮影した画像をご覧ください。一般に竜脚類の歯は、「櫛」や「釘」に例えられるように、細長く比較的華奢なフォルムをしています。これは、植物の葉などを枝から効率よくそぎ落として食べるための形状と考えられています。
しかし、ご覧の通り、カマラサウルスの歯はそれらとは明らかに異なります。分厚く、ごつごつとした形状をしており、とても釘のようには見えません。よく見ると、中央がわずかに凹んでおり、スプーン状になっていることがお分かりいただけるでしょう。
このような立派な歯が顎に均等に並んでいたことで、カマラサウルスは硬い植物であっても、難なく噛み砕くことができたと考えられています。
さらに、同時期・同地域に生息していたディプロドクスなどと比べると、カマラサウルスの頭部は体に対してかなり大きく、他の竜脚形類に比べて、より大きく硬い植物を効率よく採食できたと考えられています。

こちらは、スプーン状の形状でいうところの「裏側」にあたる部分です。一つ前の写真と見比べていただくと、その違いがよりはっきりとご確認いただけるかと思います。

こちらは歯の根元を撮影したものです。歯根へと続く部分にあたります。スプーン状のフォルムを持つ歯冠と比べると、断面形状が明らかに異なり、より真円に近い形になっているのがお分かりいただけるでしょう。

カーブ計測で約44ミリほどあります。カマラサウルスの歯の特徴であるスプーン状の形状を、ここまで見事に体現している標本は初めて目にしました。まさに教科書どおりの、パーフェクトな個体です。

こちらは、100円玉との比較写真です。かつてないほど圧倒的に優れた保存状態を誇る、カマラサウルスの歯化石です。保存状態の良さに加え、100%ナチュラルであること、十分なサイズ感、そして何より、モリソン・ブラック特有の深みある色彩が、所有欲を強く掻き立てる逸品となっています。
商品スペック
商品ID | di1703 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | モリソン・ブラック!恐竜ファンの心を躍らせる逸品。かつてない最高レベルの保存状態を誇る、カマラサウルス・グランディス(Camarasaurus grandis)の歯化石 |
産地 | Bone Cabin Quarry, Albany County, Wyoming, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測4.4cm |
商品解説 | モリソン・ブラック!恐竜ファンの心を躍らせる逸品。かつてない最高レベルの保存状態を誇る、カマラサウルス・グランディス(Camarasaurus grandis)の歯化石 |
カマラサウルスとは?
画像「カマラサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
カマラサウルスは四肢で歩行する巨大な草食恐竜で、その巨体で他を圧倒する「竜脚類」に属します。実際、北米で発見された竜脚類として最大級で体長20m/体重20t(成体)にも及びます。ジュラ紀後期(1.55億年前~1.45億年前)の北米大陸の主のような存在だったことでしょう。
スペイン・アストゥリアス博物館 画像「カマラサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
最初に発見されたカマラサウルスは、恐竜の聖地の一つともいえるダイナソー国定公園にアロサウルスとともに展示されています。
画像「カマラサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
1877年の復元図 画像「カマラサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
1921年の復元図 画像「カマラサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在は尻尾を引きずらない姿と考えられています。