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スーパーレア!美しいフォルム、太く長い立派な標本!食物連鎖の頂点に君臨していた、ニジェール産アフロヴェナトルの歯化石/【di1688】
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こちらは、極めて入手困難なレア標本です。アフリカ大陸(ニジェール)のティウラレン層で採集されたジュラ紀中期のプレデター、アフロヴェナトルの歯化石です。弊社で同属の化石を取り扱ったのは、これを含めて17年の社史でたった2回だけです。

アフロヴェナトルは、約1億6000万年前、現在のアフリカ・ニジェールに生息していた約8メートルの肉食恐竜です。その名前の由来は、「アフリカの狩人(Afrovenator)」で、しなやかな体躯と強靭な後脚を活かして獲物を捕食したと考えられています。

北米のアロサウルスとの類似点も指摘されています。実際、外見や骨格の構造がよく似ていますが、アフロヴェナトルはアフリカという異なる大陸で独自に進化した孤高の捕食者です。最初にアフロヴェナトルが発見されたのは1990年代のニジェールです。驚くほど状態の良いほぼ一体の全身骨格が見つかり、一躍注目を浴びました。アフリカ産の状態の良い肉食恐竜の全身骨格は非常に珍しく、歴史的に価値の高い発見とされています。
その後、以前発表した爪の化石や、今回の歯化石などが断続的に見つかっていますが、その数は非常に少なく、アフロヴェナトルの化石は極めて希少です。

ご覧の通り、非常に良形です。前述の通り、北米のアロサウルスとの類似点があることをお話ししましたが、フォルムも非常によく似ています。根本部分はしっかりとした厚みがあり、ミドルセクションはややスマートで、比較的強めのカーブを描きながら鋭い先端へと続いています。これらの点は、確かにアロサウルスの歯化石と類似しています。
アロサウルスとの類似点は他にもあり、骨格全体が比較的スリムで軽量に作られており、機動性を重視した設計と考えられています。また、大きく強力な前肢と鋭いかぎ爪を持ち、獲物を押さえつけるのに適しており、特に第一指は太く発達し、獲物を捕縛する力があったと思われます。

両面ともに素晴らしい保存状態で、甲乙つけがたいです。
また、アロサウルスとの類似点は別の面でも見ることができます。各地域には「ハンターと巨獣」の関係があります。例えば、ジュラ紀の北米では「アロサウルスとアパトサウルス」、白亜紀の北米では「ティラノサウルスとアラモサウルス」などがその例です。アフロヴェナトルも同じ時代、同じ地域に生息しており、この時期の巨大な草食恐竜、ジョバリアが捕食対象だったと考えられます。ジョバリアは成長すると20メートル、体重は10トンを超える巨大な恐竜ですので、成体を直接襲うことはなかったでしょう。しかし、群れを離れた幼体などは十分に捕食対象となった可能性があります。

先端まで完全に保存されています。
アフリカ産の肉食恐竜といえば、モロッコから採集されるスピノサウルスやカルカロドントサウルスがよく知られていますが、ニジェール産の標本は非常に少なく、その中でもアフロヴェナトルの標本は希少中の希少です。ただ、アロサウルスの歯化石に形状がよく似ているため、特定がしやすいのが特徴です。

根本まで欠けることなく保存されています。

しかも、かなりの大きさ。ロングカーブ計測で63ミリもありますから、この歯の持ち主は「成体」だったと考えて間違いないでしょう。

根本周りの周長も69ミリもある、非常に太い歯化石です。長さがあり、分厚く、深い褐色も相まって、非常に存在感のある歯化石です。

長い方の辺に沿って63ミリもあります。

100円玉との比較です。
最も希少な恐竜の歯化石の一つと言っても過言ではありません。アフリカ・ニジェールのジュラ紀の地層から採集された、トッププレデター、アフロヴェナトルの上質な歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1688 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | スーパーレア!美しいフォルム、太く長い立派な標本!食物連鎖の頂点に君臨していた、ニジェール産アフロヴェナトルの歯化石 |
産地 | Tiourarén formation, Niger |
サイズ | ロングカーブ計測6.3cm 周長6.9cm |
商品解説 | スーパーレア!美しいフォルム、太く長い立派な標本!食物連鎖の頂点に君臨していた、ニジェール産アフロヴェナトルの歯化石 |
アフロヴェナトルとは?
アフロヴェナトルは、中生代ジュラ紀後期に実在した、アフリカ北部のニジェールに広がるサハラ砂漠で発見された恐竜で、メガロサウルス科の獣脚恐竜の一属です。その名前「Afrovenator」は、「アフリカの狩人」を意味し、この恐竜がアフリカから発見された、強力なハンターであったことを示しています。
アフロヴェナトルが発見される地域は限られており、ニジェールのほか、タンザニアで化石が発見されています。またウルグアイでも似た恐竜が発見されており、これはもともと同じ大陸で生息していた恐竜が大陸の移動により、分かれたことが要因と考えられています。
アフロヴェナトルの化石は1993年にニジェールのティオラレン層で発見されました。当初、ティオラレン層は白亜紀(約1億3200万から1億2500万年前)の地層と考えられていましたが、後の解釈により、実際にはジュラ紀中期から後期にかけてのもので、およそ1億6700万から1億6100万年前のものであることが明らかになりました。つまり、アフロヴェナトルはジュラ紀後期の、希少な獣脚類恐竜であると判明したのです。
アフロヴェナトルの特徴的な名前は、その捕食性質とアフリカ産地に由来しています。種名の「abakensis」は、化石が発見されたニジェールの地域である「Abaka」にちなんでいます。この恐竜に関する最初の短い記述は、1994年に発表された論文に含まれており、主要な著者はアメリカの著名な古生物学者である、あのポール・セレノです。
アフロヴェナトルの特徴は次の通りです。全長はおおよそ8メートルで、体重は約1トンと推定されています。この恐竜の一般的な体つきは比較的スマートで、前肢と後肢が比較的長いことが特徴です。
アフロヴェナトルは一般的にメガロサウルス科に分類されていますが、一時期アロサウルス科に分類されるか検討された時期もあるなど、分類が難しかった恐竜の一つです。また、当初、ポール・セレノはスピノサウルスに近い恐竜と位置づけたこともあったほどです。分類に関する研究はいまだ続いており、アフロヴェナトルの正確な分類については今後の研究がさらに明らかにすることでしょう