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ジュラ紀の海の巨獣!あのメアリー・アニングが発見した地域から採集された、ズッシリと重いイクチオサウルス(Ichthyosaurus)の脊椎骨の化石/【di1666】
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ジュラ紀の海の巨獣!あのメアリー・アニングが発見した地域から採集された、ズッシリと重いイクチオサウルス(Ichthyosaurus)の脊椎骨の化石/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【di1666】
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こちらは、イングランドのドーセットにあるジュラ紀の地層から発見された魚竜、イクチオサウルスの脊椎骨です。イクチオサウルスといえば、最も有名な魚竜で、成長すると全長が5メートル近くにもなる巨大な生物でした。「魚竜」とは言いますが、実際には魚ではありません。少し考えてみてください。魚の骨がこんなに大きいわけがないですよね。サンマやアジ、イワシの骨を思い浮かべてみてください。1つの脊椎骨は1センチにも満たないはずです。それに対して、このイクチオサウルスの脊椎骨は直径が最大で約10センチ、重さは400グラム以上もあります。驚きですよね。イクチオサウルスは魚に似た海生爬虫類で、現在の生物には直接の子孫がいない絶滅したグループです。
このような骨が連なって大きな背骨を形成し、イクチオサウルスは主にアンモナイトなどの頭足類を捕食していた、恐ろしいハンターでした。イクチオサウルスの姿を見たことがある人は、「まるで巨大なイルカみたいだ」と感じるかもしれませんが、イルカは哺乳類であり、新生代に登場した、ずっと後の時代の生物です。見た目は似ていても、爬虫類と哺乳類という大きな違いがあります。こうした、見た目は似ているけれど進化の過程や生態が異なる現象を「収斂進化」といいます。イクチオサウルスとイルカは、まさに収斂進化の代表的な例と言えるでしょう。他にもプテラノドンなどの翼竜と鳥、鳥とコウモリなども収斂進化の一例です。
ご覧の通り、とても分厚く立派な標本です。化石収集の歴史に詳しい方であれば、「イングランドのドーセット」と「イクチオサウルス」という言葉を聞いただけで心が躍ることでしょう。なぜなら、この場所は、あのメアリー・アニングが1811年から1812年にかけて最初のイクチオサウルスを発見した場所だからです。この標本は、まさにメアリー・アニングがイクチオサウルスを見つけたその地域で発見されたもので、歴史にあやかった標本と言えます。
手のひらにずっしりとと重みを感じます。何しろ400グラムを超える大型標本です。
表面には細かな凹凸が見事に保存されており、見どころが多数あります。
側面をご覧ください。この大きな2つの穴、どう見えますか?まるで噛み跡のように見えますよね。もしかすると、モンスター級の海生爬虫類に噛まれた痕なのかもしれません。
遺骸となった後、襲われたのかもしれません。あるいは、病気が原因だったのかもしれませんね。
これほど大きなイクチオサウルスの脊椎骨は滅多にお目にかかれません。ジュラ紀前期の地層から出土したもので、非常に価値の高い標本です。
直径最大部98ミリ、422グラムに達する「大物」です。
100円玉との比較。あのメアリー・アニングが発見したのと同じ地域で見つかった、魚竜イクチオサウルスの脊椎骨の化石です。
商品スペック
商品ID | di1666 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | ジュラ紀の海の巨獣!あのメアリー・アニングが発見した地域から採集された、ズッシリと重いイクチオサウルス(Ichthyosaurus)の脊椎骨の化石 |
産地 | Dorset England |
サイズ | 9.8cm×8cm×厚3.9cm 422g |
商品解説 | ジュラ紀の海の巨獣!あのメアリー・アニングが発見した地域から採集された、ズッシリと重いイクチオサウルス(Ichthyosaurus)の脊椎骨の化石 |
イクチオサウルスとは?
見た目はイルカみたいにぎょろ目でかわいい!しかし!! 白亜紀の弱肉強食時代を生き抜いたデンジャラスな魚竜
魚竜の中では大人気:イクチオサウルス(Ichthyosaurus)とは
イクチオサウルスは三畳紀から白亜紀に生息していた水棲爬虫類です。ヨーロッパからアメリカまでの広範囲で発見されている。恐竜ではなく、魚竜のカテゴリーに入ります。
イクチオサウルスのサイズ
イクチオサウルスは、成獣で全長約2~5メートル前後と現生のイルカと同程度のサイズです。大きいものでは15mの固体も存在していました。全身化石が発見されていることから、尾びれ、背びれがあったことが分かっています。
画像「イクチオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
イクチオサウルスの形状
イクチオサウルスの体形は現生のイルカに似ており、また身体の大きさに対し、巨大な目を持っています。30cm近い眼球を持つ個体も発見されています。ギョロメ。この眼は能力が高く、暗視効果もあったと考えられています。それゆえかなり深海まで潜水できたのではないかと主張する学者も多いのです。
海に住む爬虫類としては最も高度に水中生活に適応した動物で、卵を腹の中でふ化させて産み落とす習性があった事が化石から推測されています。
また、10の指があるヒレを持つ生物としても大変有名です。
画像「イクチオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
イクチオサウルスの生きた時代
恐竜の時代と言われる中生代の三畳紀前期の2億4千万年前から9千万年前の後期白亜紀まで世界中の海に生息していたと考えられています。この9千年前の大絶滅については、他の海生生物も同様の憂き目に会っており、原因は諸説があります。
イクチオサウルスの食性
イクチオサウルスは、イカや貝類を食べていたと考えられています。
画像「イクチオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org