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子育て恐竜として知られる鳥盤類マイアサウラ(Maiasaura peeblesorum)の脊椎骨。3本の突起が完全保存!/【di1075】
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こちらは、子育て恐竜として名高いマイアサウラの脊椎骨の化石の完品です。

3本の突起が保存され、神経が通る大きな穴も完全な形で残されています。

縦の大きな突起、横に伸びる棘突起、いずれもパーフェクト。写真下の椎体だけが残った化石が大半のなか、これは素晴らしい。

オリジナルのフォルムそのままに残されています。ほとんど圧縮を受けていません。

横長20センチ強。

化石の保存状態は申し分ないことをご理解いただけたでしょうか。

写真左下の部分が椎体。この部分だけ残された化石がほとんど。

最も長い縦の突起。背中の凸部を支えています。

この素晴らしい化石の主はハドロサウルス科のマイアサウラ。恐竜ファンなら一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか。

この穴に下半身を支配する太い神経が通っていました。

脊椎骨の大きな役割は神経を守ること。骨の形を見るとよく分かりますね。

マイアサウラは最大で9メートルに成長する大型のハドロサウルス科の恐竜で、クチバシを持った植物食恐竜です。マイアサウラとは、ギリシャ語で、”良い母親の爬虫類”という意味になります。1978年に発見された個体が、巣を守る姿をしていたことから、その名が付きました。子育てに参加する男性が増えた現代ならば、違った名前が付けられたかも知れませんね。ただ、子育て説については、懐疑的な見方もあり未だ論争中です。

当然のことながら、マイアサウラにも雌雄(メス・オス)が存在していましたが、オスのマイアサウラも、”良い母親トカゲ”と呼ぶことになります。

マイアサウラの足の骨にかかるストレスを研究した結果、若い個体は二足歩行をし、成体になると四足歩行に切り替わった可能性があるそうです。また、かなりの頭数で群れをなしていたことが分かっています。強靭な太い尾以外に特に実を守る手段を持たない彼らにとって、群れでいることは重要だったようです。

100円玉との比較。ツーメディスン累層から採集された、極めて上質のマイアサウラの脊椎骨の化石です。マイアサウラはツーメディスン累層を代表する恐竜です。
商品スペック
商品ID | di1075 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 子育て恐竜として知られる鳥盤類マイアサウラ(Maiasaura peeblesorum)の脊椎骨。3本の突起が完全保存! |
産地 | Two Medicine formation, Glacier County, Montana, U.S.A. |
サイズ | 20.7cm×9.3cm×9.6cm |
商品解説 | 子育て恐竜として知られる鳥盤類マイアサウラ(Maiasaura peeblesorum)の脊椎骨。3本の突起が完全保存! |
アンキロサウルスとは?
アンキロサウルス(Ankylosaurus magniventris)は、白亜紀末(約6,800万〜6,600万年前)に北アメリカ大陸に生息していた、アンキロサウルス科最大の鎧竜です。名前の由来はギリシア語で「癒合したトカゲ」=「骨が癒合して硬直したトカゲ」を意味します。これは、装甲板などが全身を覆い、体の柔軟性がなさそうだ、という印象から名付けられたものです。
北米の白亜紀の地層から様々な化石が発見されましたが、完全な全身骨格は今も未発見です。
◆ 形態と特徴
・全長:約6~8メートル(最大で10m弱の説もあり)
・体重:4.8~8トン
・頭部・頸部・胴体・尾にわたる骨質の装甲(オステオダーム)
・尾の先端にある巨大なハンマー状の尾(テールクラブ)
◆ 食性と生態
アンキロサウルスは植物食性で、地面近くの低木やシダ類、果実などを非選択的に採食していたと考えられます。歯は非常に小さい葉のような形をしており、あまり咀嚼する力は強くなかったと思われます。少しずつモグモグ、マイペースで食餌をしていたのでしょう。一方で、巨大な発酵室(後腸)を持つことで消化を補っていたとされます。
また、筋肉や関節構造から、普段は鈍重だが、短時間ならすばやく動けたと考えられています。意外に足が速かった可能性もありますね。
◆ 尾のハンマー(テールクラブ)
アンキロサウルスの象徴とも言えるテールクラブは、骨化した腱と癒合した尾椎によって支えられ、捕食者(例:ティラノサウルス)の脚を破壊できるほどの破壊力を持っていたと考えられています。
この構造は防御用とも、種内での闘争用ともされ、実際に摩耗や怪我の痕跡がある化石も発見されています。
◆ 生息環境と生態系での役割
アンキロサウルスの化石が見つかる地層(ヘルクリーク層など)は、温暖湿潤な森林が広がっており、シダや被子植物が繁茂していました。
共存していた恐竜には:
・トリケラトプス、パキケファロサウルス(角竜)
・エドモントサウルス、テスケロサウルス(鳥脚類)
・ティラノサウルス、ストルティオミムス(獣脚類)
などがいます。
アンキロサウルスは単独行動の傾向があり、それゆえに、これほどまでの強固な防御力を備えたのかもしれませんね。
◆ 文化的影響
アンキロサウルスは、鎧竜の代表格として最も知られた恐竜です。
・1964年 ニューヨーク万博の等身大模型
・1947年 ルドルフ・ザリンガーの壁画《The Age of Reptiles》
『ジュラシック・パーク』シリーズでの登場
当初は尾のハンマーを引きずる姿やスパイクのある装甲など、実際とは異なる描写がなされましたが、現在では、尾は持ち上がり、体側にスパイクは存在しないなどと言われています。
画像「アンキロサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
鎧竜(よろいりゅう)の代表格アンキロサウルスの名前の由来は、「連結したトカゲ」。性格はおとなしいけど、怒らせると一撃必殺をもっていました。体長約9~11m、体重3~4t。
画像「アンキロサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
生活様式はステゴサウルスに似ていますが装備は完璧。戦車のように装甲版板で体が覆われて(なんとまぶたまで装甲)、さらには尻尾の先端にふりまわすと危険なハンマーがついていました。
一撃必殺のハンマー(NY自然史博物館)
画像「アンキロサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
調査の結果、ハンマーは骨塊でさらに付近は硬い腱で補強され、水平稼動が可能でした。しかし構造から上下運動は難しかったようです。
画像「アンキロサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
背中を覆う装甲板は皮膚が変化したものですが、良質な化石が見つかっていないので、まだ詳細な配列はわかっていません。
画像「アンキロサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
日本でも、鎧竜の仲間の化石が見つかっています。