希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション アンモライト 販売

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希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション/【al468】

希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al468】

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希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション(その1)

こちらは、北米ロッキー山脈東側斜面でのみ、産出する、有機起源の宝石、アンモライトです。約1億年前、西部内陸海路と呼ばれた古代の内海に生息していたアンモナイト(プラセンチセラスなど)が化石化したものです。 主成分のアラゴナイトは、真珠層を構成する成分と同じで、光があたると、このようにキラキラと輝きます。アンモライトは、琥珀や真珠と並び、非常に希少な「生物起源」の宝石の一つです。 こちらの標本は丸くカットした上で、表面を薄く研磨した、いわゆるカボションです。光があたると、青や緑に輝きます。

希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション(その2)

先ほど“宝石”と申しましたが、これは比喩ではなく、実際に1981年に世界宝石連盟によって正式に「宝石」として認定されています。さらに2022年には、産地であるカナダ・アルバータ州の「州の公式宝石」にも選ばれました。

希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション(その3)

アンモライトは個体によって様々な色を呈します。本標本のように、ブルーやパープルを呈するものは非常に希少です。多くは暖色系(赤、橙、黄)です。 なぜ、ブルーやパープルが珍しいのでしょうか。一般に、こうした色を呈するには、内部の薄膜が約200から300nm(ナノメートル)以下になる必要があります。ところが、アンモライトは地中で数千万年ものあいだ、圧力や熱、化学変化にさらされてきて、青や紫を反射するほどの繊細な膜はこわれやすく殆ど残っていません。一方、厚みのある膜は比較的丈夫で、赤や橙のような色を反射する構造が多く残ります。 そのような背景があり、私たちが目にするアンモライトの多くは、赤系統が中心で、こうした青や紫を呈する標本は、非常に希少です。コレクター間でも、希少標本としてとても人気があります。

希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション(その4)

裏面は平らにカットされています。アンモライトの多くは、内部がこのような黒褐色の、きめ細かな頁岩(けつがん)で構成されています。

希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション(その5)

左右約19ミリあります。

希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション(その6)

100円硬貨よりわずかに小さいサイズです。カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライトのカボションです。ブルー&パープルの希少色を呈します。

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商品スペック

商品ID al468
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション
産地 Alberta, Canada
サイズ 1.9cm×1.5cm×厚0.2cm
商品解説 希少色のブルー&パープルを呈します!カナダ・アルバータ州の大地が生んだ、生物起源の希少な宝石……アンモライト(Ammolite)のカボション

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

アンモライトとは?

アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。

世界で唯一、産地はカナダだけ

アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。

薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる

アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。

地球が贈る、色彩の傑作

アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライト 販売

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アンモライト 販売

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。

画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org

アンモライトとは何か ― さらに深く

アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。

どこで採れるのか?

アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。

なぜアンモライトが生まれたのか

ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。

粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密

現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。

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