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グリーンドラゴン!カナダ・アルバータ州の大地が生み出した生物起源の宝石、アンモライト(Ammolite)のピース/【al431】
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こちらは、カナダ・アルバータ州産の宝石アンモライト(Ammolite)です。大小さまざまなクラックが特徴的な、いわゆる「ドラゴンスキン」タイプの標本となっています。全体的にグリーンの輝きを放つ、非常に美しい個体です。
アンモライトは、約8000万年前に生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものです。堆積期間中に破砕と凝固を繰り返すことで、輝きの源となる遊色層が厚く形成され、このような濃く鮮やかな色彩を放ちます。
本質的には化石でありながら、近年では宝石としての認知度が急速に高まっています。1981年には、世界宝石連盟(CIBJO)によって正式に宝石として認定され、その希少性と美しさが広く評価されました。生物起源の宝石は非常に珍しく、アンモライトに加え、琥珀や真珠など数少ない例のひとつです。特にアンモライトの鮮やかな遊色効果は、自然が作り出した芸術として、コレクターや宝石愛好家の間で特に高い価値を持つ存在となっています。
アンモライトはステンドグラスに例えられる特有のクラックを持っています。この独特なパターンは、色と光が複雑に交差し、まるでガラス細工のような美しい輝きを放ちます。一つとして同じものが存在しない、まさに自然が生み出した芸術品といえるでしょう。
エメラルドグリーンに輝きます。
左右32ミリほどの大きさで、手のひらに収まります。
100円玉との比較。カナダ・アルバータ州の大地が生み出した生物起源の宝石、アンモライトのピースです。
商品スペック
| 商品ID | al431 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | グリーンドラゴン!カナダ・アルバータ州の大地が生み出した生物起源の宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 3.2cm×2.2cm×最厚部0.6cm |
| 商品解説 | グリーンドラゴン!カナダ・アルバータ州の大地が生み出した生物起源の宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























