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極めて美しい遊色を持つ、宝石アンモライト(Ammolite)を使ったピンブローチ/【al421】
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こちらはカナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライトを用いたピンブローチです。ブローチとは、小さなピン状の留め具を使って衣服やバッグなどに付ける装飾品のことですが、その中でも特に小さなものをピンブローチと言います。小さくて軽量のため、衣服にも簡単につけられます。
アンモライトは虹色の輝きを持つ、希少な宝石であす。20世紀後半になって商業採掘が始まり、年々その存在感を高めてきました。アンモライト最大の特徴は、やはり様々な色に輝く遊色効果でしょう。ユニークな殻の層が生み出す多彩な色は、見るものを魅了します。また見る角度によって色が変化するのも、魅力の一つです。
アンモライトは、北米ロッキー山脈の東側斜面でのみ採取される、珍しい化石兼宝石です。特にカナダ・アルバータ州のベアポウ層は一大産地として知られています。一般のマーケットで販売されている標本は、ほぼベアポウ層由来と考えて間違いありません。
裏面にはピンブローチとして利用できるよう加工が施されています。
約2センチ四方です。アンモライトは1981年に世界宝石連盟により正式に宝石として認定されました。また、古くからカナダの先住民にとって特別な意味を持つ石であり、「バッファローストーン」として幸運や繁栄の象徴とされてきました。
100円玉との比較。極めて美しい遊色が備わったアンモライトです。ピンブローチとして使えるよう加工されています。ジャケットやコートの襟元、帽子やバッグ、スカーフなどと合わせてお使いください。
商品スペック
| 商品ID | al421 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 極めて美しい遊色を持つ、宝石アンモライト(Ammolite)を使ったピンブローチ |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 1.8cm×1.2cm×最厚部0.6cm(ピンバッジ部分の含めた厚み1.7cm) |
| 商品解説 | 極めて美しい遊色を持つ、宝石アンモライト(Ammolite)を使ったピンブローチ |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























