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色、輝きともに非常に上質で、ドラゴンスキン模様も楽しめる!カナダ・アルバータ州産宝石、アンモライト(Ammolite)のピース/【al418】
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こちらは、カナダ・アルバータ州で発見、採集されたアンモライトです。アンモライトは現在では宝石として知られていますが、実は化石でもあります。約8000万年前(白亜紀後期)の海中に棲息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものです。
殻の表層にある遊色層が欠損することなく保存されています。遊色層と似たものとして真珠の真珠層がありますが、数千万年後もその輝きを失わずにいるとしたら驚きですよね。アンモライトはまさにそれを体現した存在です。ほとんどのアンモナイトには遊色層が欠損していることからも分かるように、何千万年という時を経れば欠損したり変質することが圧倒的に多いのです。アンモライトは世界広しといえども、カナダと米国の限られた地域でしか採集されません。実際にマーケットで販売されているものは、ほとんどがカナダ・アルバータ州産の標本です。
こちらの個体には、ステンドグラスのように細かいクラックが入っています。このような模様は「ドラゴンスキン」と呼ばれます。和訳すると「竜の鱗」。空想上のドラゴンの鱗に例えられるほど、非現実的な輝きを放っています。
手のひらと比較するとわかるように、決して小さなピースではありません。グリーンを中心に、全面がキラキラと輝いていて、まさに宝石そのものです。
アンモライトは実際、1981年に世界宝石連盟によって宝石として認められました。宝石と聞いて何を思い浮かべますか?ダイヤモンド?アメジスト?一般にすぐに思いつくのは、鉱物を研磨したものですよね。アンモライトのように生物が起源となっているものは、それほど多くありません。真珠や琥珀、そしてアンモライトなどがあります。生物起源の宝石の特徴は、研磨せずともそのままで美しいことです。生物が持つ美しさをそのまま楽しむことができるのです。
裏面です。きめ細かい褐色の頁岩です。すべすべしています。
側面を撮影しました。薄いように見えますが、アンモライトは比較的硬度が高いので、強度に問題はありません。ただし、遊色層は繊細で薄いため、丁寧に取り扱ってください。表面には保護のために薄く樹脂がコーティングされていますので、直接触っても問題はありませんが、落下させたりしないよう注意してください。
約5センチほどのピースです。色、輝きともに非常に上質で、ドラゴンスキン模様も楽しめるお得な標本です。
商品スペック
| 商品ID | al418 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 色、輝きともに非常に上質で、ドラゴンスキン模様も楽しめる!カナダ・アルバータ州産宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 5cm×4.8cm×最厚部0.9cm |
| 商品解説 | 色、輝きともに非常に上質で、ドラゴンスキン模様も楽しめる!カナダ・アルバータ州産宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























