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光線のごとき素晴らしいグリーンを呈する、宝石アンモライト(Ammolite)のピース/【al389】
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こちらはカナダ・ロッキー山脈東斜面でのみ採集される宝石、アンモライトです。鮮やかなグリーンを楽しめるピースです。
アンモライトは約8000万年前の海中に棲息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が起源なのです。その殻が時間をかけて徐々に、こうした宝石へと変化していったと考えられています。
この鮮やかなグリーンを御覧ください。この現象を遊色、あるいはイリデッセンスと言います。外部から入ってくる光が遊色層で干渉を起こし、特定の色を反射します。遊色するアンモナイトの殻は世界中から発見されますが、アンモ”ラ”イトのそれは特別です。非常に色が濃く、鮮やかなのです。遊色アンモナイトの王様といってもいいかもしれませんね。
実際、1981年に世界宝石連盟により、宝石として認定されました。生物起源の宝石は多くありません。皆様が知るところでは、琥珀や真珠などがあります。特徴として、鉱物起源の宝石とは異なり、特別なカットや研磨をせずともに、それ自体が大変美しい色や輝きを放ちます。
まさに”光線”と表現したほうが良い、素晴らしい輝き。特有のクラックを伴っており、これをステンドグラスや万華鏡に例える向きもいます。
裏面からご覧いただきましょう。プラセンチセラスの母岩である褐色の頁岩が見られます。
緩やかなカーブを描いています。先程申しましたように、アンモライトはもともとプラセンチセラスというアンモナイトの一部でした。殻の本来のカーブがよく現れていますね。
およそ6センチほど。
100円玉との比較。光線のごとき素晴らしいグリーンを呈する、宝石アンモライトのピースです。
商品スペック
| 商品ID | al389 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 光線のごとき素晴らしいグリーンを呈する、宝石アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 6.1cm×5.1cm×最厚部2.2cm |
| 商品解説 | 光線のごとき素晴らしいグリーンを呈する、宝石アンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























