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両面光り!これぞドラゴンスキン!多様なクラックが見るものを引き付ける、宝石、アンモライト(Ammolite)のピース/【al376】
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こちらは北米ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、カナダ・アルバータで採掘されたアンモライトのピースです。非常に細かいクラックが入った、いわゆるドラゴンスキン(竜のうろこ)タイプの標本です。
アンモライトはおよそ8000万年という途方も無い堆積期間中に、分解と凝固を繰り返し、ステンドグラスのような模様を形成することがあります。他の遊色アンモナイトには見られないユニークな構造であり、通常よりも厚い遊色層を形成することから、より鮮やかで濃い色と強い輝きが見られます。アンモライトが遊色アンモナイトの王様と言われる所以でもあります。
こちらの個体は、大小さまざまなクラックが走った、見事なドラゴンスキンを形成しています。これぞドラゴンスキンです。
この宝石のような輝きを持つアンモライトですが、実際に1981年に世界宝石連盟により正式に宝石として認定されました。生物起源の宝石という珍しさから、徐々に人気が高まり、現在では世界中にコレクターが存在します。リングやペンダントに加工されたジュエリーも素晴らしいのですが、このような原石(化石)でしか味わえない美しさがあります。
反対側も同等に素晴らしい輝きを放ちます。見る角度や光があたる角度を変えると、趣が変わります。このダイナミックな変化こそがアンモライトの最大の特徴であり魅力です。鉱物起源の宝石であるダイアモンドなどとは異なり、ブリリアントカットを施さずともに、そのままで美しく輝きます。まさに自然な生み出したジェムです。
ドラゴンスキン模様をアップで撮影しました。空想上の生物、竜の鱗に例えざるを得ないほど美しい模様です。
側面から撮影。アンモライトはもともと約8000万年前に生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻でした。途方も無い時間をかけて殻は宝石へと変化し、その母岩はこのように褐色の頁岩へと変わったのです。非常にきめ細かい滑らかな質感です。
左右6センチ強。何度見ても美しい、典型的なドラゴンスキン模様です。
100円玉との比較。メインカラーはグリーンですが、その間を埋めるようにイエローやオレンジが現れます。
商品スペック
| 商品ID | al376 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 両面光り!これぞドラゴンスキン!多様なクラックが見るものを引き付ける、宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 6.1cm×5.2cm×厚1.5cm |
| 商品解説 | 両面光り!これぞドラゴンスキン!多様なクラックが見るものを引き付ける、宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























