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オレンジとグリーンに輝く!カナダ産の上質なアンモライト(Ammolite)を使ったペンダントトップ。金具はスターリングシルバー。チェーン、革紐、ジュエリーケース付き/【al298】
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こちらはカナダ産のアンモライトを使ったペンダントトップです。「カナダ産のアンモナイト」という言い回しは個人的にはとても違和感があります。というのもアンモライトはカナダ産以外には有り得ないので、あえてカナダ産という冠を付与するのは冗長だからです。「馬から落馬した」、「日本国歌の君が代」みたいな言い方と似ています。なぜ、そんな長ったらしい言い方をしたかと申しますと、まれに、他産地の遊色アンモナイトを「アンモライト」と誤って表現されているケースが各方で散見されるためです。アンモライトは、ロッキー山脈東側斜面で採集される、プラセンチセラスというアンモナイトの殻が特殊な堆積過程を経て美しい遊色が備わっている標本に限定される点にご注意ください。あえて申し上げるほどのことでもないのかもしれませんが、ネットの片隅で小さな啓蒙活動を続けていきたいと思います。
Ammoliteの語末のiteは、”石”を意味する場合が多いため、生物として、というより石に焦点を当てた表現とも言えます。例えばFlourite(蛍石)、Apatite(燐灰石)など。アンモライトは、生物起源の宝石ですが、今や鉱物起源の宝石と同様に高く評価されています。1981年(昭和56年)には世界宝石連盟により正式に宝石として認定され、世界中にファンを獲得しています。
こちらの標本を御覧ください。見る角度によってオレンジとグリーンの面積が変化します。これはアンモライトの典型的な特徴の一つです。
角度を傾けるとややオレンジの面積が広がったことがお分かりいただけることでしょう。
また模様も多少変化しように見受けられます。このように見る角度、光のあたる角度によって模様や色が次々に変化するのがアンモライトの特徴なのです。
裏面は母岩がそのまま利用されています。きめ細かい美しい頁岩です。頁岩とは粘土成分が含まれた土が非常に長い年月をかけて石へと変容したものです。一般にきめ細かくマットな味わいがあります。
アンモライトを包む金属枠は925シルバーです。925シルバーは銀の含有率が92.5%で残りは強度を高めるために銅やアルミニウムなどで構成された合金です。銀の美しさを維持しながら強度を高めています。楽器のフルートなどに使用されることもある高級素材です。
100円玉との比較。カナダ産の上質のアンモライトを使った、ペンダントトップです。
商品スペック
| 商品ID | al298 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | オレンジとグリーンに輝く!カナダ産の上質なアンモライト(Ammolite)を使ったペンダントトップ。金具はスターリングシルバー。チェーン、革紐、ジュエリーケース付き |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | アンモライト本体1.1cm×0.8cm×厚0.4cm 金具含め全体1.8cm×0.8cm×厚0.4cm |
| 商品解説 | オレンジとグリーンに輝く!カナダ産の上質なアンモライト(Ammolite)を使ったペンダントトップ。金具はスターリングシルバー。チェーン、革紐、ジュエリーケース付き |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























