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これがドラゴンスキンだ!宝石として認知されているアンモライトの高品位ピース/【al187】
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こちらはアンモライトの名で知られているプラセンチセラスの殻の化石です。アンモライトは1985年に宝石として正式認定されました。その他、生物由来の宝石としては、パール、琥珀等があります。
アンモライトのなかでも、表面に微細なクラックが生じたものを、”竜のウロコ”に例えることがあります。クラックがイリデッセンス(iridescence)を強化し、角度を変えるとギラギラと光り出します。そのダイナミックな変化が、このドラゴンスキン(竜のウロコ)の人気の理由と言えるでしょう。
表面はコーティングされているため、クラックが広がることはありません。
まずこの写真をご覧ください。右側の暖色系の色が目立ちますね。
ところが角度を変えると、緑が顔を覗かせました。
見る角度、光の入射角度によって、見える色が変化します。これをイリデッセンス(iridescence)といいます。これは、殻の表層部に本来備わっている真珠層が破壊されずに保存されていることを意味します。
オレンジも楽しむことができます。世界中でイリデッセンス(iridescence)効果を持つアンモナイトは多種ありますが、アンモライトの輝きは別格と言えるでしょう。このような厚みのあるオレンジを見ると、アンモライトはスペシャルな存在であると改めて実感します。
厚みのある色というのは、日本語としては不適当でしょう。色も厚みがあるはずがありません。ただ、他の遊色するアンモナイトと較べて、明らかに深みのある色を呈するのも事実です。光の入射角度による色の大胆な変化も他とは違いがあります。
ピースの中でも人気の高いドラゴンスキン。
アンモライトをグリーンが占拠する角度から撮影。
この角度では、大部分がグリーンに取って代わられました。
裏面です。
この標本は特に朱色とオレンジが凄い!
特定の角度になると、意志を持っているかのように、光ります。
蛍光灯下でさえ、これほどの輝き。太陽光のもとでは、さらに複雑な味わいを見せてくれることでしょう。
この標本の最も美しい姿を幾つか撮影しました。御覧ください。
いかがだったでしょうか?ドラゴンスキンの人気の理由がお分かりいただけたのではないかと思います。
100円玉との比較。ドラゴンスキンの名で人気のアンモライトピースです。宝石として正式に認知されているアンモライトの魅力を存分に味わえます。
商品スペック
| 商品ID | al187 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | これがドラゴンスキンだ!宝石として認知されているアンモライトの高品位ピース |
| 産地 | Albert, Canada |
| サイズ | 6.7cm×4.7cm×厚1cm |
| 商品解説 | これがドラゴンスキンだ!宝石として認知されているアンモライトの高品位ピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























