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極めて希少な完全体!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ産するアンモ「ラ」イト(Ammolite)の完全体標本/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al279】
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極めて希少な完全体!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ産するアンモ「ラ」イト(Ammolite)の完全体標本/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al279】
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こちらは遊色アンモナイトの王様、世界中にファンを有する、最も希少なアンモナイトの一つ、「アンモライト」の完全体です。※ ナとラの違いにお気をつけください。
アンモライトはカナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される、プラセンチセラスというアンモナイトです。遊色アンモナイト全般を、”アンモライト”という表現する誤りが見られますが、明らかな間違いですので、お気をつけください。
直径最大部17センチの立派なプラセンチセラス・ミーキの表層から発せられる数々の遊色。表層部に残存している複数の遊色層の賜物です。アンモライトの遊色は他の産地のそれとはくらべものにならない濃さ、輝きがあります。これは、一旦、破砕された後再凝固するというユニークな過程を経ていることに起因します。遊色層の厚みが増し、きらびやかで豪華絢爛な色合いを表します。
全体に濃淡ある赤を呈します。合間に濃いグリーンやイエローが顔をのぞかせます。
ピース(割れた個体)でも高額で取引されるアンモライトの完全体です。
プラセンチセラスは円盤のように薄いフォルムをしており、最後の一巻きがとても大きい、超密巻きのアンモナイトです。
密巻きゆえ、遊色を呈する面積が大きく、このようなダイナミックな色の変化を楽しめます。紫外線のもとで鑑賞すると蛍光灯下で見るより、更に美しく見えます。これは太陽光が紫外線を含むためです。ぜひ一度、お試しください。
円盤のごとき薄いフォルム。プラセンチセラスの特徴です。
ギラギラと輝くアンモライト。
両面ともに全体が輝く希少標本。
他産地の遊食アンモナイトではありえない、濃く深い色合い。アンモライトならではです。
寒色から暖色までなめらかなグラーデーションを作る部分。ぜひ標本を傾けながら探してみてください。
直径最大部17センチ、希少なアンモライトの完全体です。
両面光り!
100円玉との比較。表面にコーティングが施され、遊色層が保護されています。
商品スペック
商品ID | al279 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 極めて希少な完全体!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ産するアンモ「ラ」イト(Ammolite)の完全体標本 |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 直径17cm 厚4.3cm |
商品解説 | 極めて希少な完全体!カナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ産するアンモ「ラ」イト(Ammolite)の完全体標本 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。