- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- アンモライトの化石販売
- ついに登場いたしました。標本全体がジェム!エレガントかつアグレッシブな、アンモライト完全体(Placenticeras intercalare)
ついに登場いたしました。標本全体がジェム!エレガントかつアグレッシブな、アンモライト完全体(Placenticeras intercalare) /【al125】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
化石セブンが、満を持してご紹介するに至った、アンモライト完全体です。標本全体がまさに宝石です。
基調色は、シックなブラウンから繰り出す濃い赤、ワインレッド、そしてグリーンです。
黄色、オレンジ色も出てきます。本アンモライトは、カナダのアルバータ州のBearpaw(ベアパウ)層から産出されたものです。種はプラセンティセラス・インターカラレ(Placenticeras intercalare)となります。
一般的に「宝石」というと、天然鉱物の無機物結晶をさすことが多いですが、アンモライトは、白亜紀末に絶滅した「アンモナイト」の化石であり、宝石として正式に世界中で認定されています。非常に特殊な生物起源の宝石です。
生物起源の宝石というと、サンゴや真珠などもそれにあたりますが、アンモライトはすでに地球上から姿を消しているという点、そして採掘される地域がBearpaw層とよばれる地層に限定されているという点で、非常に希少な生物化石だと認識されています。
Bearpaw層は、恐竜時代の白亜紀後期、最後から2番目の時代区分にあたるカンパニアン期の地層です。カンパニアン期はおよそ、約8350万から7060万年前にあたります。要は、この標本が出来上がるまでに、少なくとも7000万年かかったという計算になります。
気が遠くなるような時間をかけて、地球の鉱物、そして絶滅したアンモナイトが作り上げたエレガントジェムが本標本です。
アンモライトが「もっとも希少な地球の宝石」と呼ばれる所以です。
本標本を化石セブンがなぜ選定したか。それは、標本の質の高さの一言に尽きます。
12.8cmと程良い大きさ、濃い色の出方と色彩変化の妙、同等の光り方を有する両面。アンモライト完全体として申し分ないクオリティです。
そして、特に評価に値するのが、写真の標本、表面に見られる突起の出方です。プレセンティセラス・インターカラレ種に特有の、アグレッシブな突起。この保存状態が抜群なのです!
こんなにエレガントで美しい宝石なのに、生物化石の名残をしっかり主張してくれる攻撃的な突起がたまりません。
宝石なのにブツブツしています。標本全体がブツブツなんです。外側の縁の部分もです。この少しグロテスクな形がたまりません。
これです。この隆起したトゲが、光の当たる角度に作用しているようで、グラデ-ション色となって目を楽しませてくれます。
こういった突起は、いわゆる装飾といわれていますが、アンモナイト自身を大きく見せ、外敵や獲物に対して有利に働く役割を見せたとされています。
本標本の特徴をあらわしてくれる、ベストショット。大きさ、色、突起、全体の形を感じていただけると思います。
化石セブンが、この標本をご紹介したいと思う決め手となった色と形。
いわゆるアンモライトの原石とされる完全体の本標本。アンモライト片を見つけることですら大変な作業ですが、ましてアンモライト表面を破壊することなく、完全体である原石を掘りだす確率は非常に低いとされています。
採掘者からプリパレーターへ、そして化石セブンの元へと、大切にやってきた地球の宝石、この世に2つとない生物起源化石です。7000万年の時間を、手にとって感じてください。
商品スペック
| 商品ID | al125 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | ついに登場いたしました。標本全体がジェム!エレガントかつアグレッシブな、アンモライト完全体(Placenticeras intercalare) |
| 産地 | Albert, Canada |
| サイズ | 12.8cm(直径最長部) / 3cm(厚み) |
| 商品解説 | アンモライト完全体がついに出ました。 およそ13cmの大きさのジュエリーといっても過言ではない強烈な輝きを放つ、アンモライト完全体です。 アンモライトは、カナダアルバータ州でとれるアンモナイトが鉱物に置換して宝石化した特別なアンモナイトです。 アンモライトは、恐竜時代の白亜紀後期、最後から2番目の時代区分にあたるカンパニアン期のベアパウ(Bearpaw)層という地層から産出されます。(約8350万年前~約7060万年前) Bearpaw層は、カナダのアルバータから、サスカチュワン州、そして米国のモンタナ州の南部にまで至っていますが、本標本のような、良質な宝石の産地は、南部アルバータのロッキー山脈東斜面の河川沿いに多く産出します。 完全体自体が非常に希少なアンモライトですが、本標本は色の出方が両面最高の状態です。 プラセンティセラス・インターカラレらしい、突起のある表面が立体的です。 エレガントなアンモライトの輝きに加え、このアグレッシブな印象のトゲが融合して、素晴らしい標本に仕上がっています。 本物の中の最高を持つ喜びを与えてくれる、アンモライト完全体です。 |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























