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稀少色!全面が紫色に輝くアンモライト片/【al103】
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これは稀少!全面が紫色に輝くアンモライトの登場です。
このように、面全体が紫色を主体に輝くんです。
紫色は、青色と同様、アンモライトでは非常に出にくい色とされています。表面のアラゴナイトで積み重なった層が薄い状態のときに紫や青が出るので、「薄い=保存されにくい」といったことから、非常に稀少価値が高いんです。
それでも一部に紫や青が見えるといった標本は結構あります。このように、全面が紫色に光るという標本は滅多にでません。
紫色が好きな方は、芸術肌の人が多いようです。発想力を生む色、神秘的な色、そしておしゃれな人が最後にいきつく色としても有名だそう。
透き通った海のような水色も確認できます。
余談ですが、日本で今から約1400年前に聖徳太子が定めたとされる冠位十二階。冠位十二階は、その人の能力によって地位が上がり下がりし、冠の色で地位を一目で判断させようというすごい制度ですが、12区分あるうちの最高位の色がお察しのとおり紫色なんですね。そしてその次に高貴な色が青となっています。面白いですよね。
日本でも昔から紫、青色は特別で貴重な扱いだったようで、アンモライトが採れるカナダとは全く関係はないのですが、どうもこの不思議な色の共通点が個人的に気になっています。
アクアマリンのような色がアクセントになっています。
アンモナイトと鉱物が数千万年かけて作り上げた芸術的な色。
手いっぱいに紫色に光ります。460gと重さも十分。
持っているだけで発想力、想像力豊かに!?本当にそんな気分にさせてくれるような、神秘的なアンモライトでした。
商品スペック
| 商品ID | al103 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 稀少色!全面が紫色に輝くアンモライト片 |
| 産地 | Albert, Canada |
| サイズ | 横8cm / 縦 8cm / 奥行き 4cm / 460g |
| 商品解説 | 稀少色!全面が紫色に輝くアンモライト片の登場です。 アンモライトでは稀少色とされる、紫色が前面に輝くとても珍しいアンモライト標本です。 形よし、輝きよし、しかも珍しい!と3拍子そろった標本です。 芸術的、神秘的で発想力を豊かにするとされる紫色を手元に置いてぜひ眺めてみてください。 |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























