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化石に「鑑定書」は付くの?
化石をご購入される際によくあるご質問
化石をご購入いただく際、 「鑑定書はありますか?」 とご質問をいただくことがあります。
近年は、インターネット上の案内や自動生成された情報などで、「高額な商品は、鑑定書付きのものを選びましょう」といった表現を目にする機会が増え、不安に感じられる方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、化石の場合はどうなのかを、 できるだけ分かりやすくご説明します。
宝石と化石は、そもそも性質が異なります
宝石や鉱物は、成分を調べることで 「これはダイヤモンドです」 と科学的に証明することができます。
一方、化石は、生物の遺骸や痕跡が、 長い時間をかけて石になったものです。
そのため、成分を調べても 「何の生物だったか」を直接特定できるわけではありません。
化石の種類は、 形・大きさ・保存状態・産地などを総合して判断する方法が、 世界中で一般的に行われています。
化石は「見つかった場所」と「時代」が重要です
化石の判断で特に重要なのが、 どの地域で見つかったか、 どの時代の地層から出たものか、という点です。
たとえば、ティラノサウルス・レックスは、 白亜紀末(マーストリヒト期)に、 当時の北米西部(いわゆるララミディア地域)に生息していた 大型の肉食恐竜です。
そのため、ティラノサウルス・レックスの歯化石であるかどうかを判断する際には、 産地や地質年代が合っているかを重視します。
- 場所: 当時の北米西部(ララミディア地域)で発見されていること
- 時代: 白亜紀末のマーストリヒト期(約6,900〜6,600万年前)の地層に由来していること
- 地層名の例: ティラノサウルス・レックスの代表的な産出層として知られる ヘルクリーク累層やランス層などの陸成層と整合していること
- 状況: 大型獣脚類の歯として形態的に矛盾がないこと
このように化石の同定は、 1つの要素だけで決めるのではなく、 複数の状況証拠を重ねて総合的に判断されます。
なぜ「どこでも通用する鑑定書」がないのか
このような理由から、化石の世界には、 宝石のように成分検査で一律に判定でき、 どの店舗でも同じ基準で通用する 共通の第三者鑑定書は、一般的には存在していません。
化石に付属する証明書やラベルは、 多くの場合、 その標本を扱う専門店や研究者が、 どのような判断で同定したかを示すものです。
弊社のネームカードについて
弊社では、化石の仕入れ時に、 以下の点を確認したうえで、 弊社独自のネームカードを作成しています。
- 付属しているラベルや産地情報の確認
- 実物標本の形状・サイズ・保存状態の確認
- 既存の研究や流通事例との整合性の確認
このネームカードは、第三者機関による鑑定書ではありませんが、当該標本について、弊社がどのような判断に基づいて種名を表記しているかを示すものです。
鑑定書がない=不確かな化石、ではありません
化石の世界では、 鑑定書があるかどうかよりも、
- どのような情報をもとに判断されているか
- その判断主体が明確か
が重要です。
弊社では、化石を単なる商品としてではなく、 情報を伴った標本として扱うことを大切にしています。
より詳しい情報について
化石の種名は、古生物学の研究の進展により、 将来的に見直されることがあります。 これは化石が不確かという意味ではなく、 学問が進化し続けている分野であることによるものです。
この点については、別ページにて より詳しくご説明しています。






























